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■生誕200年!壮大な音の伽藍を築き上げた作曲家ブルックナーの聖地巡礼!

■ウィーン発 リンツ&聖フローリアン修道院1日観光

2024年は後期ロマン派の作曲家アントン・ブルックナー生誕200年の記念イヤーとなります。皆様、ブルックナーはお好きですか?


1824年、オーストリア、リンツ郊外のアンスフェルデンに生まれ、31歳の時に聖フローリアン修道院のオルガニストに任命され、プロの音楽家に転身しました。1868年、明治維新の年にウィーンにやってきて、音楽教授を勤めながら有名な交響曲を次々に作曲していきました。とはいえ、1時間を超える長大な曲は批判の的になり、晩年になるまでスター作曲家とはなりませんでした。また、こうしたらよいという意見を聞いたり、自分で直し始めて修正版をたくさん残した作曲家でした。


ブルックナーの音楽は壮大な音の大伽藍のような構築、随所に現れるコラール風の楽想、天国的な長いアダージョなどキリスト教の宗教観豊かな美しい音楽が鳴り響きます。その響きはオルガンのように分厚いものです。今回訪問する聖フローリアン修道院はブルックナーのホームグランドであり、彼の遺骨が今も眠っています。ウィーンとザルツブルクの中間、リンツから車で30分の山奥にある静謐なバロック建築の修道院でブルックナーマニアの聖地です。14時30分からのオルガン・ミニコンサート(火・土を除く・5-10月限定)では、ブルックナー好きには鳥肌が立つサウンドを味わえます。


クラシック音楽ファンにはおなじみの朝比奈隆さんが大阪フィルハーモニーを率いてブルックナー交響曲第7番を演奏したのは、1975年、当修道院の大理石の間でした。今から50年近く前の演奏ですが、多くの方が録音を聞いて感動したことでしょう。一生に一度は聖フロリアン修道院を訪ねたいという方は、是非このメモリアルイヤーをきっかけにお越しいただきたいと願っています。


人間ブルックナーもかなり面白い人だったそうです。生涯独身でしたが、女性が嫌いなわけではなかったらしく、10代の女性に9回もプロポーズして全滅するなどのロリコン体質だったようですし、木の葉でも砂粒でも数えることが大好きなカウント狂だったそうです。神懸かった音楽とは裏腹にブルックナー先生の素顔はお茶目だったかもしれません。生誕200年の2024年にブルックナー詣りにお出かけになる方は是非たびチョクにご相談下さい。


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