HSPの思春期のこころ。と、親のしんどさ

HSPの子育て。
親が非HSPの方が、多分、楽だと思います。
親子ともどもHSPですと、わかってあげられる。分かり合える。など思われがちですけど。
そういう面はあるはある。
ですが、お互い、敏感すぎるのでキツいことも多々あるのが現実かなと思います。

思春期。
兎角,この時期は子育ての中でも難しいとされるわけですが、HSPならさらに神経が尖ります。
私、いろんな世帯にヒアリング・統計をとった事ないのでわかりませんが、かなりの数あると思われるのが

こころの問題・メンタル不調

思春期って、第二次性徴期でもあることから、ホルモンバランスが大きく変化します。
特に女性に関するホルモンは、成熟した大人だって翻弄されるくらいのもんですから、まだ心身が未熟な子どもたちには、相当な試練であろうことは、想像に難くないですよね。
で、思春期のそのホルモンからの揺さぶりと、精神的身体的な成熟への発達心理の面から、さらにHSPの繊細さと敏感さ、感受性の高まりに拍車がかかるという
まあ、恐ろしい時期  笑

御多分に洩れず、うちの子らもヘビーでした。
後続の、現幼児チームの繊細たちも、今から憂鬱なほど。

でね、問題は。
というか、私だけかもしれませんが、繊細な子どもがメンタル不調を抱えた場合の特に母親の苦悩です。
子が苦しければ、然るべきクリニックに行きますね。
するとね。
かなりの高確率で 母親との関係性が指摘されます。
クリニックにも先生にもよりますが。
これがなんとまあ、苦しいのなんの。
親もHSPなら尚更、文字通り、身を削って育ててきたのに、それを否定されたようなショックたるや。
でね。本題はここから。
そういう構図はまあ、仕方ないにせよ、その事実を「敏感に」捉えてしまいがちなのもHSPの性質上よくある。
これは、ここの性格傾向によりますが、そのことで前に進めなくなるHSPの多いこと多いこと!
母親のせい。から、抜けられないのですよ。
そういう事でしんどかった。それを知って楽になる流れでなく、その事に過剰に反応して固執してしまう。
本当は、そういう捉え方や資質や考え癖など、同じ事象でも感じ方は千差万別、本人によるソレが大きいという事実。
だけど、これが難しいのね。気づくこと。
家庭が機能しているのであれば、そんな「原因」より大切なのは、本人が感じた事と感情をセットにせず、自分のために自分の人生を歩めるようになる事。
子どもに気とエネルギーがないと。
するとね、ずーっと思春期みたいな時期が長引きます。
うちには性格が違うHSPの子が複数いますが、その個人の性格によっては同じ環境・同じ育て方してても、まるで捉え方が違うから恐ろしい 笑
おまけに愛のタンクの大きさも、枯渇具合もほんと違う。
これ、非HSPの親なら、流せるところを、いやでも引っ張られるのがHSPの親のしんどいところ。
だって、親の人生や生活だってあるんだもの。
それを、全部クレクレ気質の子が混じってると非常にきついの、、、子どもには申し訳ないけど、親が今度枯れます。
これらは、かなり穿った見方で、しかも親側の気持ち寄りに書いてます。
私自身、思春期の頃,もちろん 病み ましたし、いろいろ問題もありました。
正直家庭も機能不全で、環境的にはよろしくないと、振り返っても思うのですが、ある時時間が止まっている事に気づき、自分で歩もうと決意したら、すっと、楽になったのです。
そして、今、親の立場で。
至らないのは承知、でも一生懸命育てています。
その中で、やっぱり愛のタンクが大きめの子は、親自身がHSPですと、どうしてもすり減るんです。
エンパスだと尚のこと、他人でもわかるのに、子どもとなると、ダイレクトに心に刺さります。
リズム的に超繊細な時なんて、すんごく辛い!
ちなみに、この時期を私は「因幡の白兎」と呼んどります 笑
皮を剥がされてヒリヒリしてる肌感覚ね。。

そう、心が柔らかく繊細な上に、敏感で感受性が強いのなら、心が「痛む」ことは当然ある。ものすごくある。
でも、痛むのは、その刺激や出来事ではなくて、それをどう捉え,扱い、感情を俯瞰して切り離せるか。
これは、理性の仕事です。
HSPは、右脳的でありながら、左脳を鍛えねばならないんですよ。非HSPよりも。
それが、生きる上で本当に大事。


敏感で繊細でも、前に進むチカラは身につけて欲しいもの。
感じたものを、激しい感情に発展させない。
性格もさることながら、そういうプログラムがあるといいな,と思い、ちょっと実験的に始めてみることにします。


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