「at・on・in(時間)」の違い
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【出国税、7日から1人1000円を徴収】
#0014
2024/1/2
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A departure tax that collects 1000 yen per person from those leaving Japan starts ( ) January 7th.
In addition to Japanese, it also covers foreign visitors to Japan.
Airline companies add it on the ticket price.
■( )内の単語は、どちらが適切でしょうか?
(ア) on
(イ) in
■単語
・departure tax 出国税
・collect (税金などを)徴収する、
・cover 対象にする
■和訳
日本を出国する人から1人あたり1000円を徴収する出国税が、1月7日から始まる。
日本人のほか、訪日外国人客も対象になる。
航空会社などが、チケット料金に上乗せする。
■( )内の答え
(ア) on
になります。
理由は、下記の解説の中で行います。
■解説
出国税は、「exit tax」でも表現されるようですが、「departure tax」と訳されている方が多いようです。
per personは「人につき」ですね。per~で「~につき」になります。
≪例≫
per day
(1日につき、1日あたり)
leave Japanは「日本を去る、離れる」ですね。
leaveは、「離れる」というイメージを覚えておきましょう!
≪例≫
I left Tokyo yesterday.
(昨日、東京を去りました)
I left my girlfriend.
(彼女から去りました →彼女と別れました)
I left my phone inside the train.
(電車の中で、電話と去りました →電話を置き忘れました)
add it on the ticket priceは、「それをチケットに上乗せする」ですね。
add A on Bの構文で、「AをBに上乗せする」になります。
本日の特集は、問いの答えになる「at・on・in(時間)」の表現の違いを説明します。
・at =時計の一点。時刻
≪例≫
The meeting starts at 4.(会議は4時に始まる)
at noon(正午に。正午は一点しかありません)
・on =カレンダーに、「特定の」日付の予定シールを「くっつける」イメージ。日付、曜日。
≪例≫
I will go to Korea on January 10th. (1/10に、韓国に行く予定です)
on Monday(月曜日に)
1/10の日付や月曜日のような、「特定の」日付や曜日というイメージです。
・in =ある程度の範囲内であって、日付のように特定されてない「期間」の単位。
年、月、季節や、午前、午後。
≪例≫
in 2019(2019年に)
in January(1月に)
in spring(春に)
in the morning(午前中に)
in the afternoon(午後に)
(注)ただし、next、last、thisの場合は、前置詞は付きません!
I will go to Korea next month.
I went to Korea last month.
My birthday is this Friday.
「at・on・in(時間)」の表現の違いは、「場所」でも同じイメージになりますが、その説明は明日行います。
■編集後記
出国税が本日(1/7)からスタートし、27年ぶりの新税として、観光振興などの施策に充当される予定です。
出国税は飛行機で入国後、24時間以内に出国する乗り継ぎ客や、悪天候等でやむを得ず立ち寄った国際線の客、または2歳未満の幼児からは徴収しません。
もちろん、外国の大使や国賓なども対象外です。
2019年度に約500億円の税収を見込んでおり、空港の出入国手続きの時間を短縮する顔認証ゲートや、無料Wi-Fiの整備、観光地での多言語解説の充実、キャッシュレス決済への対応促進などに充当される予定です。
訪日客が2018年には、3000万人を初めて突破しただけに、これによって外国人客の訪日に水を差すようにならなければいいのですが汗。