軍事大国化を狙った陳腐な「脅威」うんぬん


―朝鮮中央通信社論評―

日本が、古臭い「脅威」説をまたもや並べ立てている。

先日、愛知県の陸上「自衛隊」春日井駐屯地で行われた航空「自衛隊」の「パトリオット」迎撃ミサイルの機動展開訓練をメディアに公開して、北朝鮮の弾道ミサイル発射などの事態に備えるためのものだと言いふらした。

日本が、年頭から地域諸国の警戒心と懸念をかき立てる軍事的妄動を繰り広げたことにも満足せず、「北朝鮮脅威」をうんぬんして、あえてわれわれに言い掛かりをつけることについて重大視せざるを得ない。

「自衛隊」の好戦狂らが「北朝鮮脅威」説を大々的に宣伝し、危険極まりない軍事的妄動に狂奔するのは、日本の社会に反朝鮮対決意識を鼓吹して自分らの軍事大国化策動の名分を立て、「大東亜共栄圏」の昔の夢を実現しようとする腹黒い下心の発露である。

今、日本の政客らは、自国の民心が軍事大国化野望の実現に障害となっていることに対して不安を禁じ得ずにいる。

このことから、勢力拡張と安保不安づくりなど、あらゆる方法を全て動員して軍国主義的海外膨張野望の実現に有利な条件を整えようとしている。

昨年、首相の菅が日本学術会の新しい会員に推薦された一部の学者の任命を無鉄砲に保留したのをはじめ、政府と民間所属団体に日本の軍国化に反対する人々が引き入れられることを極力阻んでおり、われわれの「脅威」を言い立てて軍事演習を大々的に強行している。

しかし、そのような策動は日本の将来に暗い陰だけを投げている。

「北朝鮮脅威」を言い触らして増強された「自衛隊」の活動半径が、本土の範囲を超えて全世界に拡大し、その打撃力が防衛需要を超越したことに対して日本の国民と国際社会は驚愕を禁じ得ずにいる。

このような内外の憤怒が日本にどんな災いを招くのかは、あまりにも明白である。

諸般の事実は、列島に不安と恐怖を助長する張本人、本土の安全を脅かす当事者は他ならぬ日本の反動層であることを実証している。

2021-02-20

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