仕事を支える実行力
あなたの仕事・やりたい事は進んでいますか?
最近、様々な企業様とかかわることが多いのですが、仕事を進める実行力って本当に大切だなと思います。
一緒に仕事をするとよくできる人は実行力がとても高いと感じます。
今日は物事を進めるための実行力について書きたいと思います。
もし思い当たることがあれば、このnoteを見て少し自分の振る舞いの参考にしていただければと思います。
実行力を考える
実行力とは、一言で言うならば、「考えたことを行動に移す力」です。
これは何をするにあたっても、とても重要な要素となります。当たり前ですが、実行することで、アイディアや計画は具現化し、価値ある成果を生むことができます。
したがって、仕事に限らず、何かを達成したい時に、実行力がないと何も達成できないです。
実行力と言われてもどういう状態やどういう行動が実行力があるということなのかわかりずらいので分解して考えてみようと思います。
実行できるとは3つのことができている状態だと思います。
・「計画すること」:目標に到達するための明確な計画を立てる
・「決断すること」:リスクを考慮して適切な選択を行う
・「行動すること」:実際にやってみる自主性、具体的に行動する
計画すること
計画性とは、目標を達成するために、効果的かつ効率的な計画を立て、それを実行する能力のことを指します。
計画性が高いと言われるアウトプットや具体的な行動について考えてみます。
計画性が高いとはどういうことなのか?
明確な目標設定
目標が具体的、達成可能、測定可能、関連性があり、時間制約の設定されていること
長期・中期・短期の目標が設定され、それぞれが整合性が取れていること
タスクの具体化
タスクが細分化され、一つ一つが1日程度で達成可能な状態になっている。
リソースの最適化
タスクを実行可能なリソース(時間、人材、予算等)が最適に配分される。
リソースの制約やリスクも考慮される。
計画の変更
状況が変わった際に、計画を修正・最適化できる体制になっている。
進捗の可視化
進捗状況が可視化され目標との乖離が確認可能。
可視化された進捗にフィードバックが可能。
逆算で計画を立てるときのイメージ
ゴールから逆算して計画を立てる際は以下のような形で、チェックポイントを置いて考えていくとよいでしょう。
計画を立てるうえでやってはいけないこと
できない計画のまま進めないことです。
当たり前ですが、ゴールから設計しても必ずしも間に合うスケジューリングができるわけではありません。間に合うようにあらゆる調整(リソース、平行で進める、スコープを狭める)は必要ですが、間に合わないものは間に合わない、ここを忘れると仕事はうまくいきません。
決断すること
決断することは、実行力を高めるうえで実は非常に大切です。
皆さんも思い当たると思いますが、まだ「決まってないので」「情報が足りなくて決められなくて」「優先度は全部高い」など、所属する組織やチームで耳にしたことがあるでしょう。
決断とは、取得可能な情報と取れる手段を整理して、迅速かつ適切な判断を下すことです。
決断力があるとはどういうことなのか?
情報収集と分析
正確かつ十分な情報を迅速に収集し、分析する。情報の信憑性を評価し、必要なデータを抽出する。
リスク評価と受容
決断にはリスクが伴うことを理解し、合理的にリスクを評価して受け入れる。リスクとリターンをきちんと整理できる。
決断の速度
決断したら、直ちに行動に移す。決断の速度
責任の取り方
自らの決断に責任を持つ。決断の結果、問題が発生した場合も、責任を逃れず対処する。そのための対策ができていること。
柔軟性と適応性
状況や情報が変わった際に、決断を見直し、適応する。固定観念にとらわれず、新しい選択肢を考慮する。
決断する場合の評価イメージ
どのような情報に基づいて、何を決断したのかわかるように可視化して評価するとよいでしょう。
ディシジョンツリーなどを用いて決定する形でもよいと思います。
決断でやってはいけないこと
・全ての情報を集めようとすること
意思決定に必要な情報を効率的に集めましょう。
正確な意思決定を行おうとして収集コストが高い情報までも集めようとするとそもそも収集のコスト(時間とお金)がかかり、行動に遅れがでてしまい、それ自体が損失になってしまう結果になるかもしれません。
・見込みをつけずに情報だけ集めようとすること
開発費がいくらになるか、見積もることも大事ですが、そもそもどの程度の予算が許容範囲なのかを決めておくことが必要です。予算が決まってないのに見積りを出して、もっと安くならないか?というようなコミュニケーションは非常に時間と検討コストがかかるので、あらかじめ算段をつけておくことも大切です。
行動すること
実現のためには行動力が大事です。アポを取る、資料のたたきを作る、会議を設定する、コーディングする、デザインする、データ分析をする、稟議を上げるなどなど、実行することは、それぞれの役割によって違うとおもいますが、具体的に成果物を作っていく必要があります。
行動力が高いとはどういうことか?
自己主導性
他人の指示を待たずに自ら積極的に行動する。
タイムマネジメント
やるべきことと実行する時間を管理してきちんとタスクを終わらせる。
優先順位
優先順位を明確にして行動する。
コミュニケーション
他人と適切なコミュニケーションを取り、適切に動いてもらう。協力してもらう。
フィードバックの受け入れ方
必要なフィードバックを受け入れて、行動を改善する。より適切な行動をとる。
実行力を高めるために行動イメージ
実行力を高めるためには、タスクリストを眺めることから卒業してタスクリストの一歩先のやる時間まで決めることが大事です。
全て細かくやる時間はないですが、せめてやる日、午前、午後どちらにやるか程度まで決めるとよいでしょう。
実際やってみると会議で時間がなかったり、タスクが多すぎたりという現実的な自分の持ち時間とタスク量を把握するのにも役立ちますのでぜひやってみてください。
実行力を下げる避けるべき行動
以下のような行動やマインドは実行力を下げてしまうので避けましょう。
・他人任せにしたり、他人に依頼した仕事に期日をつけずに渡してしまう
・やる前にリスクややりたくない理由を挙げて、なんとなく避けてしまう
・実行するために必要な時間を確保しない。
・自分だけで進めようとして、質問や協力を仰がない
上記のような行動が多いとタスクが終わらずたまってしまったり、やりたかったことが出来なくなってしまいます。
最後に
今回は実行力とその詳細、実行力を高める具体的な方法について書いてきました。
仕事やプライベートでよく聞かれること、まとめておいた方が良いことを中心に発信していきます。
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