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休職した話

お久しぶりです。

noteに記録していない間に私の人生はジェットコースターのように、いろいろな出来事が起きました。

3月
初めて経験した卒園式。
この仕事に就いてよかった、と思える出来事でもありました。
それと同時にやらなければいけないことも多く、体力気力がすり減る中 なんとか走り抜けた記憶があります。
心が落ちるところまで落ちた様子を初めて恋人に見せた時期でもありました。焼肉食べ放題に救われた。

4月
正規職員として3年目。クラス主任になりました。
組む先生方は非正規ですが経験年数は大ベテランでしたので安心感がありました。
でも、蓋を開けるとまあ大変。個性豊か(すぎる)子どもたち。
個別対応を必要とする子どもがほとんどで、手が2本じゃ足りないと日々感じておりました。

5月
いろいろな方から「痩せた?」と声をかけてもらうことが増えました。
そういえば、スカートやジーンズのウエストが緩くなっていたことに気付きました。
以前、心の病で休暇をとったことがあるベテランの先生と話した時、ふと「先生も休んだ方がいいよ、自分の心が壊れちゃう前に」と言われました。その時は「ほんとですね〜有給と夏季休暇たくさんとります〜」なんて言いましたが、
家に帰ってから「もしかして何か気付かれてる?」と思いました。
そしてこの頃は出勤前、家から出るのにものすごく時間がかかるようになりました。
コンセント抜いた?シャッター閉めた?ガスの元栓は?玄関は?…あれ、シャッター閉めたよね?
気付けば15分、20分。家から出発するのに必要とする時間がどんどん増えていきました。

そんな自分が嫌で、自己嫌悪。
泣いたり不安になったりすることが増えました。
恋人も仕事環境が変わり余裕がなかったので、会える週末は笑顔でいることを心がけていました。
平日の姿なんて、見せられないと思いました。

ずっと通院している心療内科の先生からは「診断名をつけるなら、強迫性障害です。」と言われました。
「適応障害」と言われて、業務量の調整や休職を促された時(この時の約一年前)より、ショックを受けたことを覚えています。

実家の両親に電話して、通勤時間は2倍近くになるものの、一旦一人暮らしはやめてみたら?と言われました。
園長に相談したところ、シフトの配慮もするから、そのようにしようか、という方向で動いていました。

その時にすぐ動いていたら、こうはならなかったと後悔しています。

夏。
不注意から転倒し、骨折。
仕事にならないので休暇を取り、実家に帰りました。

秋。
休暇のタイムリミットが来たので復帰。
痛みがあり、思うように動けないなかの仕事。
通勤時間を考慮し、一人暮らしに戻りました。

でも、もちろん体力が無く、家に帰った途端に倒れ込むように眠る生活。でも、すっきりしない身体。
食欲なんかありませんでした。
ふとした瞬間に涙が出たり、夜中に泣き叫んで起きたり、休日はベッドから起き上がれなかったり。
笑うエネルギーがないので、笑えず、些細なことも気になってピリついてしまうことが増えました。
頭も働かず、YouTubeで好きな音楽を聴いても気分が晴れない。大好きな読書もできなくなる。
好きなアーティストを追いかける気持ちを忘れた。
身体がだるいし、痛いしで出かけることもできない。

ある日、急に、身体がおかしくなりました。
音が耳に突き刺してくる。頭がずっと騒がしい。
睡眠薬や頓服を飲んでも眠れず、泣き続けました。
「食べなきゃ」と思って、パンを食べたら戻してしまいました。身体が、固形物を受け付けなくなっていました。
昼夜問わず気絶するように寝て、1時間ほどで目が覚めてまた泣いて。「もうだめだ」と悟りました。

そして、この時、私が送った一文のLINE。
それが原因で恋人とお別れしました。
彼は、自分なりに考えて、私に寄り添おうとしてくれていました。
でも、仕事に戻ってからのひと月で、とてつもないほどの苦痛を味合わせ、彼の自尊心を徹底的に潰してしまったことを知りました。
彼が自分から発することが苦手で、私が汲む必要があったことはわかっていたのに。

全ては私が弱かったから。
自分の身を守ること。冷静でない時ほどSNSから離れた方が良いこと。
「失敗から学ぶ」と言いますが、彼を傷つけてこんな形で終わらせてしまったことは、私自身も心の傷として一生残ると思います。

そして、話は戻りますが「もうだめだ」と思ったあの日に休職することを決意し、
月曜日、なんとか家から出て泣きながら園長に休職したい旨を伝えました。

有給休暇じゃだめなの?と言われましたが、1週間、2週間休んだだけでは子どもたちのために明るく元気にいられないと思っていることを伝えました。
休暇期間は診断書次第だけど、私がまた元気に戻ってくることを待ってる、と言って了承してくださいました。

心療内科の先生は、「思い切って今年度いっぱい休みましょう。」と言いました。
涙が止まりませんでした。後悔しても、もう遅い。


「休んだ方がいいよ」

そう言ってくれてる人の声に耳を傾ける勇気がなかった。
やらなきゃ、だってクラス主任だから。
行かなきゃ、だってまだ3年目だから。

そんなこと関係ない。
好きなこと、楽しいことができなくなったら止まった方がいい。人生は長い。

可愛くて元気いっぱいの子どもたちにまた会えるように、休職期間は目一杯自分と向き合っていきたいと思います。

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