母が泊まりに来る
大雨の午前中、新調した毛布とシーツが届いた。
明日の七五三撮影で上京してくる母用のもの。
母が私の家に泊まるなんて初めてじゃなかろうか。
学生時代や独身時代は、招くどころか私が実家に帰るのも十年の間に三回あったかどうか。
所帯を持ってからは一度だけ、新居のアパートに父と日帰りでお招きした。
今の家には……そう、長期入院中の帰宅リハビリに付き添って来てくれた。あの時、一緒に選んだベッドに母を迎える不思議。
(※現在の私は自力で寝起きができ、睡眠時の酸素供給も必要なく、家族と共に和室で寝ている)
午後になって日が差してきた。
寝具を箱から出し、広げて、少しでも太陽の光を浴びさせる。
これで熟睡してもらえるかな……。
母と息子――
夜。寝床にて。
明日(もう今日)五歳になる息子に妻が「寂しい」を連呼。
「五歳になってごめんね」と息子が泣き、「そういうことじゃない」と一緒に泣いている。なんだなんだ?
母迎ふ寝具に届く冬日かな
(ははむかうしんぐにとどくふゆひかな)
季語(三冬): 冬の日[天文]、冬日、冬日向(ふゆひなた)、冬日影
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※そんなわけで、今日は一日、誕生日&七五三イベントを楽しんできます。
アイコンがサンタコスになりパリピ感満載ですが、よろしくお願いします。
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