太鼓運びに悩み相談も? 普段は見れない築地本願寺のお坊さんの裏側【僧侶の一日⑥】
築地本願寺にはたくさんのお坊さんたちがおつとめしています。そんな彼らは、毎日、どんな風に過ごしているのでしょうか? ここでは、普段見られない、そんなお坊さんたちの裏側をご紹介します!
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勉学布教を怠らない
浄土真宗では僧侶となる際に「終身僧侶の本分を守り、勉学布教を怠らないこと」といった誓約(僧侶の心得)を掲げます。
築地本願寺でも僧侶に向けた勉強会や研修会が度々開催されており、日々研鑽を重ねる僧侶の姿があります。
お釈迦さまや親鸞聖人の言葉に学び、浄土真宗の教えを間違いなく伝えることが僧侶の本分なのです。
お寺の人と話しませんか?
築地本願寺の本堂内では平日の9時〜12時、13時〜16時に相談ブースを開設しています。仏事や日々の悩み事など、何か気になることがあればなんでも職員にお声がけください。
お話しするだけでは簡単に解決できないこともたくさんあるかと思いますが、ぜひ一緒に悩ませてください。
ただいま研修中
今年も築地本願寺に5名の新入職員が配属されました。しばらくは先輩の指導のもと、研修期間が続きます。今回は仏具を綺麗にする「おみがき」に挑戦。
今後もさまざまな経験を積み重ねて成長し、築地本願寺を皆さまとともに盛り上げていきます。ぜひ見守ってください。
年に1度の光景
築地本願寺では毎日16時から本堂で日没勤行をおつとめします。普段は数名の職員が出仕しますが、報恩講の最終日である11月16日は特別です。
6日間にわたる報恩講の裏側で頑張っていた若手職員たちが、報恩講最終日の締めくくりに全員で仏さまに御礼を申し上げます。年に1度の特別な光景です。
太鼓を運ぶ
11月11日(土)~16日(木)の報恩講法要期間中、10時と14時からの法要では管楽器や打楽器、弦楽器による雅楽の合奏が行われます。演奏は1都8県の浄土真宗本願寺派寺院の方々で構成される築地本願寺雅楽会の皆さまが担当します。
法要前に本堂内で演奏の準備をするのは職員の仕事です。写真の太鼓は、重さが20kgを超えるため、運ぶのにもコツがあります。
※本記事は『築地本願寺新報』掲載の記事を転載したものです。本誌やバックナンバーをご覧になりたい方はこちらからどうぞ。