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【僧侶の一日②】デスクワークもオンライン会議もする⁉ イマドキのお坊さんのお仕事事情

築地本願寺にはたくさんのお坊さんたちがおつとめしています。そんな彼らは、毎日、どんな風に過ごしているのでしょうか? ここでは、普段見られない、そんなお坊さんたちの裏側をご紹介します!

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画面の向こうから法話を届ける

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築地本願寺では、コロナ禍の影響で直接ご参拝がいただけず、ご自宅でお過ごしの皆さまへ浄土真宗のみ教えを届けるため、WEB での動画配信を開始しました。「お坊さんのお話 WEB配信」では、僧侶による15~30分のご法話を配信中です。収録時は、講師がひとりでカメラに向かって話します。収録後には「参拝者がいない中で、反応のないご法座⋮⋮自分自身にとっても、学びは多いです」といった講師からの感想も。
皆さまが不安を感じた時や孤独な気持ちになった時にご覧いただき、心を安らげるきっかけにしていただければ幸いです。築地本願寺のホームページとYouTubeチャンネルからご覧ください。

法要WEB配信の裏側

ようつべ


築地本願寺の本堂で執り行われる法要の様子は、You TubeにてWEB配信をしています。配信機材の操作や配信中のお経の字幕や音声のチェックを担当しているのは、法衣を着た専門業者の方々……ではなく、築地本願寺の職員です。「ひとりでも多くの皆さまがご自宅で法要に参加できるように」と、慣れない業務にも精いっぱい対応中です。

『築地本願寺新報』ができるまで

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本誌『築地本願寺新報』は、築地本願寺の情報を発信するフリーマガジンです。発刊以来73年の歴史を持ち、毎月一日に発行されています。編集に携わるのは、築地本願寺職員やお寺の住職のほか、フリーの編集者、国際協力NGOの職員といった個性豊かなメンバー。会議を重ね、読者の皆さまへより良いものを届けるべく尽力しています。

お坊さんがデスクワーク⁉

デスクワーク


築地本願寺に勤務する多くの職員は、読経や法要に関する法務と並行して、パソコンを用いた寺務(事務)作業に取り組んでいます。
お坊さんがデスクワークをする姿は新鮮に映るかもしれませんが、お寺では日常風景。円滑にお寺を運営して皆さまに仏法を届けるべく、日夜職員が尽力しています。

お坊さんによる仏さまのお話

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浄土真宗本願寺派の中興の祖である蓮如(れんにょ)上人は「ただ仏法(ぶっぽう)は聴聞(ちょうもん)にきはまることなり」とおっしゃっています。浄土真宗で何より大切なのは、法話(仏さまのお話)を聞くこと。そして、皆さまに仏法を伝えることは僧侶の大事なつとめです。築地本願寺では全国からご講師をお迎えし、毎週木~日曜日に常例布教を開催しています。緊急事態宣言発令に伴い、現在はYouTubeで配信中です。ぜひご自宅でご聴聞ください。

お坊さんに聞いてみよう

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読経(どっきょう)や布教だけでなく、参拝者からの声に耳を傾けるのも僧侶の大切な役目です。仏事やお墓のことはもちろん、(ただ聞かせていただくことしかできませんが)人間関係の相談や日ごろの生活の不安など、何かあればお気軽にお声がけください。
インフォメーションセンターでは専門ブースも設けています。是非ご利用ください。

※本記事は『築地本願寺新報』に掲載された記事を転載したものです。本誌やバックナンバーをご覧になりたい方はこちらからどうぞ。

なお、「【僧侶の一日①】朝5時半からスタート! 築地本願寺のお坊さんたちの1日のおつとめとは?」はこちらからご確認できます。