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【お休み前の5分間英文法】⑨受け身

 Good evening! Stand.fmの眠りを誘う声、英語思い出しRadioのT-Goshiです。お休み前の英語習慣、そろそろできてきたんじゃないでしょうか?

 実は、一番恩恵を受けているのは私かもしれません…。実例を探すために英語ニュースを読み、文法の復習のために参考書を引っ張り出し、知らない単語を調べ…。私の英語時間は確実に増え、もはや習慣になっています。

 火がくすぶった状態から再点火するのにあまり時間がかからないように、昔習った英語を再度振り返るのにもあまり時間はかかりません。学習の基礎が出来上がっているので、振り返りの負担も小さいです。負担が小さければ、継続もしやすいですね。

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 10回!と銘打って始めたシリーズももう9回目。次はIfを振り返って、ひとまず締めくくりとしたいと思います。本日は『受け身』を思い出しましょう。

受け身

 今回は『受け身』。日本語の『~される』を表します。
 
 形は、『主語+be動詞+動詞の過去分詞形』が基本です。動詞の過去分詞系は、単純に動詞+edの場合もあれば、writeがwrittenになるように、全く形が変わってしまうものから、cutのように全く形が変わらないものまでさまざまです。

 文末にby~をつけ、誰がやったかを明示します。ただ、あまり多くは無いようです。自分の感覚でもつけることは少ないです。メールでも通訳でもby~はつけない方が多いですね。

 また、受け身を使うことで、話題の中心をぶらさずに話を展開することができます。

例①:受け身を用いて
I usually go to the coffee shop.
The shop is considered the best in town.
例②:肯定文を用いて
I usually go to the coffee shop.
People say that the shop is the best in town.

 ①と②を比べてみましょう。①は『the coffee shop』を中心に話が進んでいきます。一方②では、最初は『the coffee shop』が話の中心でしたが、次の文では『people』が新しく登場してきます。Peopleって誰…?と思ってしまいます。受け身を使った方が話の流れがスムーズですね。

実際のところ

 今回もBBCから。単に英国が好きなだけです。好きすぎて、自分の発音を英国式に矯正したこともあるくらいです。(今はすっかりオーストラリア式ですが…。)

A one-shot vaccine is considered by the World Health Organization to be the best option in pandemic settings.
☞WHOによると、パンデミック下においては、1回の注射で行うワクチン接種が最適な選択肢と考えられる。byで、誰が行っているかが明示されているバージョンです。
☆one-shot:1回の注射で、consider:熟考する、is consideredで~とみなされる、考えられる、pandemic:パンデミック、大規模な流行
If this jab is approved this could significantly bolster our vaccination programme.
☞このワクチンが承認されれば、ワクチン接種プログラムを強力に推し進めることができる。jabはイギリス英語のようです。今回はby無しです。こちらの方が良く目にする印象です。
☆jab:予防接種(イギリス式)、approve:承認する、significantly:著しく、bolster:強める

まとめ

 今回は『受け身』を扱いました。基本的な形は、『主語+be動詞+動詞の過去分詞形』。Byは誰がやったか?を明示したい時はつけましょう。ただし、余りお目にかかりません。使いどころは、話の流れをスムーズにしたい時、でした。しっかり思い出しながら、音読してみて下さいね。

 ・The shop is considered the best in town.

 ・A one-shot vaccine is considered by the World Health Organization to
  be the best option in pandemic settings.

 ・If this jab is approved this could significantly bolster our vaccination
        programme.

 (読んでくれている方から、『まとめに例文がなくなった!』とご指摘いただきましたので、今回はちゃんとまとめました。ご指摘ありがとうございます!)

+α

 +αです。受け身と進行形が合体した形も目にすることが多いです。

The building is currently being repaired.
☞形は主語+Be動詞+being+動詞の過去分詞形。

 こちらは、『~されているところだ』、『~されている最中だ』という事を表します。

 実はこれ、TOEICに良く出ます。特にPart 1の写真描写問題。意地の悪いことに、be+being+動詞の過去分詞形とhave+been+動詞の過去分詞形のどちらでも取れるような絵と一緒に出されます。

 しかも、早く発音されるから、更に迷うんですよね。リスニングパートは、一瞬で判断しないといけない時もあるので、この迷いでリズムを狂わされることもあります…。

 本日もお聞きいただきありがとうございます。お休み前の英語習慣が出来ていれば嬉しく思います。次回はIfの予定です。

 Thank you so much for joining! Have a good night!

え?まだ眠くない?1回5分ですので、お気軽に。
 ☞現在形
 ☞過去形
 ☞未来形
 ☞現在完了
 ☞助動詞 Can / Be able to
 ☞助動詞 May
 ☞助動詞 Must (Shouldも少し)
 ☞助動詞 Have/ Has to

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