夕日|140字小説
道に迷った。
スマートフォンを振り回しながら地図アプリで現在地と目的地を調べる。
突然、隣で「カシャ」っとシャッター音が聞こえた。
見知らぬ年配の女性が「綺麗な夕日ですね。私も思わず撮っちゃいましたよ」と言う。
頭上には燃えるような夕日とグラデーションの空が広がっていた。
ゆっくり行くか。
【140字小説】
オンライン文芸コミュニティ「星々」さんが主催する140字の小説コンテスト、「十二月の星々」に応募したものです。
毎月テーマが異なり、今月のテーマは「調」。
文中に最低1回は「調」の文字を使うことになっています。
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ありがとうございます!(・∀・) 大切に使わせて頂きます!