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あの水平線へ|140字小説

海岸は漂着したゴミで溢れ返っている。
ふと、ゴミの中に小さな透明の小瓶が埋もれているのを見つけた。
中には白い貝殻が1つ、入っている。

僕は貝殻を瓶から取り出し、そっと波打ち際に置いた。
すると、貝殻はみるみるうちに大きな帆掛け船に姿を変え、ゆっくりと水平線の彼方へと、還って行った。

【140字小説】


オンライン文芸コミュニティ「星々」さんが主催する140字の小説コンテスト、「十月の星々」に応募したものです。

毎月テーマが異なり、今月のテーマは「着」。
文中に最低1回は「着」の文字を使うことになっています。

9月は惜しくも予選通過はなりませんでしたが、なんとなんと、10月は予選通過となりました。

ありがとうございます。


テーマ「創作」で「CONGRATULATIONS」を頂きました!

ありがとうございます!(・∀・) 大切に使わせて頂きます!