笑顔アプリ|140字小説
笑顔の調達が難しくなった。
昔は世界が笑顔で溢れていたのに、今じゃ周りを見渡せば、眉間にシワを寄せたしかめっ面ばかりだ。
廃業の危機に瀕した笑顔屋は、どんな顔も笑顔にする「笑顔アプリ」を開発した。
みんな「こんな役に立たないアプリ、どこの暇人が開発したんだ?」とバカにしながら笑った。
【140字小説】
オンライン文芸コミュニティ「星々」さんが主催する140字の小説コンテスト、「十二月の星々」に応募したものです。
毎月テーマが異なり、今月のテーマは「調」。
文中に最低1回は「調」の文字を使うことになっています。
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ありがとうございます!(・∀・) 大切に使わせて頂きます!