バトン|140字小説
「長い間ご愛読頂き、ありがとうございます」。
定期購読している雑誌の廃刊が決まった。
残念だ。10年前から連載している小説も、いよいよクライマックスか。
翌月、最終号と一緒に原稿用紙と古びたペンが入っていた。
「続きを書くのはあなたです」。
気が付くと、ペンという名のバトンを握っていた。
【140字小説】
オンライン文芸コミュニティ「星々」さんが主催する140字の小説コンテスト、「一月の星々」に応募したものです。
毎月テーマが異なり、今月のテーマは「定」。
文中に最低1回は「定」の文字を使うことになっています。
テーマ「創作」で「CONGRATULATIONS」を頂きました!
ありがとうございます!(・∀・) 大切に使わせて頂きます!