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祭りのあと|140字小説

外から子供たちのはしゃぐ声が聞こえる。祭りが終わったらしい。呑気なもんだ。俺は仕事でヘトヘトになって帰って来たってのに。

「あー! うるせぇ!」

勢いよく窓を開けると、そこには誰もいない。
薄暗い街灯が無機質なアスファルトを照らしている。

湿った風が吹いた。

「ああ、俺だけ置き去りか」

(140字小説)


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