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どの位のスピードで変化しているのでしょうか? あなたは? 組織は?

(写真はカリフォルニア州アヨログランデにある日系農家のロメインレタス畑:2021年8月撮影)


「人間の身体を作る細胞は、7年間で全て入れ替わる。」

そんなことを聞いたことがあるかもしれません。

確かに私たちの身体を作りあげている細胞は、
一定期間の間に入れ替わるものが多いようです。

皮膚細胞が入れ替わっていることは、
誰もが実体験しているでしょう。

しかし、身体の細胞の全てが
7年間で入れ替わることはないようです。

37兆個とか60兆個といわれる
私たちの身体をつくりあげている細胞の全てが
入れ替わるのではなく、
心筋細胞、神経細胞など、
生まれてから一度も
入れ替わらない細胞もあるそうです。


ハイパフォーマンス・コンサルタントの髙澤健(たかざわたけし)です。
この記事を読んでくださっているあなたが、「最高の自分」に向かって成長するお役に立ちたいと願いながら書いています。


細胞の入れ替わりのスピード

細胞の役割や機能に応じて
入れ替わりのスピードは変わる
ようです。

私たちが食べたものを
最初に消化する胃。

この胃壁をつくる細胞は、
3日ごとに入れ替わっているそうです。

もっと早いものは、
私たちの小腸の内壁にある突起部分
微絨毛(びじゅうもう)。

なんと1日ごとに入れ替わるそうです。

先程の皮膚はというと
大体一ヶ月で入れ替わるそうです。

しかし、皮膚の細胞の入れ替わり速度は、
年齢に応じてスピードが変わるらしい。

たしかに若いころよりも
遅くなっているような気がします。


生物的組織

組織を英語では、Organization

これは、有機体という意味の

Organism

という言葉から派生したものです。

同じような言葉として、
オーガニック(有機的)もあります。

組織が複雑化すると
組織はより生命体のようになってゆく
と言われます。

特にVUCAと呼ばれる
「先行きが不透明で、将来の予測が困難な状態」
を生き延びるためには、
変化に柔軟に対応できる生物のような
組織が求められていると言えるでしょう。

そのようなことから、

ホラクシー組織
ティール組織
複雑系経営

などの自律的で生物学的な組織経営
論じられるだけでなく、
実践されるようになりました。

古くは、稲盛和夫さんが京セラで造りあげた
「アメーバ会計」も生物的組織を思わせます。


変化のスピードと組織

身体の細胞の入れ替わりと組織の変化を
同一に論じることはできません。

しかし、私たちの身体という有機組織から、
人間社会の組織の変化について学ぶ
ことが
多くあるように思います。

私たちの身体の細胞が、

機能
役割
年齢

などに応じて変化の速度が異なるように
私たちの組織も変化の速度が異なることを
予め認識しておくことは必要でしょう。

組織のどの部分は
どのようなスピードで
どのような変化を
どのくらいするのか。

そのようなことを見極めて置く必要があります。

ただ、全く変化しないでいると
やがては環境に対応できなくなって
組織自体が死んでしまう
可能性があります。

あなたの組織は、どのような変化を
あなた自身は、どのような変化を

どの位のスピードでしているのでしょう。


最後までお読みくださってありがとうございます。




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