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帰国隔離中「現在進行形の学び」〜4日目:○○は後からついてくる

(写真は「ホテル待機」者に支給されるお弁当:撮影2012年1月16日)

ハイパフォーマンス・コンサルタントの髙澤健(たかざわたけし)です。

これをお読みいただいている一人ひとりが「最高の自分」に向って成長し続けることに役立ちたいと願って書いています。

米国出張から帰国して6日間のホテル隔離期間、私自身の「現在進行形の学び」を書いています。

現在進行形の学び」ですので、まとまりは不十分かと思いますが、結論めいていない「生のまま」の私の学びを開示したいと思っています。

読んでくださっているあなたの成長のために、何らかのきっかけになれば、幸いです。

(最初の部分は同じような隔離の説明になっていますので、これまでの記事をお読みの方は飛ばしてお読みください。)

ホテルで「待機」する

現在、コロナ禍にあって「水際対策」が行われており、海外から帰国した場合、原則的に14日間の「待機」を一定の場所で公の場所に出ないで接触を避ける事になっていました。

今回(1月15日0時より)濃厚接触者(新型コロナ感染症に罹患した人と15分以上マスク無しで接触した人)の「待機」期間を14日間から10日間に短縮したことにより、入国・帰国者の「待機」期間も10日間に短縮されました。

今回までに既にご説明しましたが、「オミクロン株」の流行により、感染増加地域から帰国・入国をする人については国・地域により「検疫所が確保する宿泊施設で待機」することになっています。

私の場合、ハワイ州、カリフォルニア州と出かけて、日本に帰国しましたので、6日間のホテルでの待機になりました。

なぜ「監禁」された気分に?

ホテルで「待機」と聞くと、さほど悪くはないと思うでしょう。

加えて、6日間の「ホテル暮らし」が国費で支払われると聞けば、「無料でホテル暮らし、いいなぁ〜」と思う人も少なくないでしょう。

私の場合、都内のビジネスホテルに「待機」することになりました。

ところが、私にとって「ホテル暮らし」が「監禁」されているような気分になってしまうのですが、それには理由があります。

  • ホテルの部屋から6日間外に出ることができない

  • 一日三食弁当が各人に支給される

  • 窓を空けて外気に触れることができない

  • シーツやタオルは原則交換なし

このような条件に加えて、もともと私は「閉所恐怖症」気味なのです。

どうして「閉所恐怖症」気味になったのかは、よく分かりませんが、じっとしていることさえ、子どもの時から苦手なのです。

腎臓病の難病を発症して入院した時には、4人部屋のカーテンを閉めていると閉じ込められた気持ちになってしまい、カーテンを少し開けていました。

また、テーマパークの潜水ライドで、ほんの数メートルだけ潜水艦のような乗り物にのって水の中に入る時に、水中に閉じ込められた気分になって、パニクってしまい、脂汗をかいて非常ベルを押そうかと思ったこともありました。

スキューバ・ダイビングをするのですが、海中トンネルのような狭いところに入って行くのは苦手です。これまで、何度かダイビング中にパニクってしまったこともありました。

飛行機窓側席は苦手で、いつも通路側に座っています。

ここまでご説明するとなるほど、悠々自適の「ホテル暮らし」とは思えないのでしょうね、と少しはご理解頂けたかもしれません。

この危機を乗り越える

この「監禁」されているような気持ちを乗り越えて、「閉所恐怖症」になってパニクってしまわないために、様々な「制限」ではなく、この状況の中で何を学ぶかという「成果」に注目しようと決めました。

このことは、第1日目の投稿に書きました。

そして、「この状況を乗り越える!」と決断して今日で4日になりました。

時差ボケもあるとは思うのですが、夜なかなか寝付けなくなることがあったり、夜中に目が覚めてしまうと再び眠ることが困難になることもありました。

しかし、閉所に閉じ込められて息苦しくなることもなくパニクってしまうこともない状態で折り返し地点を抜けました

明日の5日目が丸一日としては最後の日になり、6日目の午後には成田空港へ戻ることができます。(もちろんそこから残り4日間の自宅隔離がありますが)

4日目の今日は随分と気分が軽くなってきたような気がします。

将来的に「閉じ込め」られたような気持ちになった時に、今回の6日間を思い出して、「大丈夫」と自分に言い聞かせることができるような気さえしています。

もちろん「快適なホテル暮らし」とは程遠いのですが。

「やる気」は後からついてくる

この6日間を「学び」という「成果」にフォーカスして、乗り切ろうと決めてはいたのですが、最初の夜に部屋のドアをカチンと閉めた瞬間に、「きついな〜」とゴクリと生唾を飲み込みました。

長旅の疲れものあって、最初の晩はなんとか寝付けました。

しかし、1日目の朝は直接外気を吸うことができないと思った瞬間に、「無理じゃないのかな」との思いが頭をよぎりました。

これまで4晩ここで寝たのですが、部屋が真っ暗になると、心臓がドキドキしてきて眠れないのではないだろうか、との思いがわいてくることもありました。

アラカンのおじさんが、何をこんなちっぽけなことで苦しんでるの?とあきれられるかもしれませんね。

しかし、昨日半分まで来たのだと思うと「なんとか乗り切れる」との思いが出て来きました。

そして折り返し地点を過ぎた今日は「これからの自分に必要な体験を現在進行形でしているのだ」という積極的な考えさえ浮かんでくるのです。

ここでやっぱり学ばされるのです。

やる気は後からついてくる。だから、やる気なしでも、やり始めること。

ホテル待機4日目の学び

やる気が出てきたら、そのエネルギーをバネにしてスタートダッシュをかけようと今でも思ってしまうことがあります。

今回は「やりたくないこと(ホテルの部屋での隔離)」をやらなければならない状態に、強いられておかれた事により、はっきりと「やる気」は後からついてくることを確信するのです。

やりたくないこと、いや自分にはできないと思っていることでも、やり始めれば、「やる気」が後からついてくるようにできるのです。

今からでも遅くありません。

やり始めましょう。

最後までお付き合い頂きありがとうございます。


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