空が横に見えたとき...自分の視野の狭さに気付いた!
(写真は2014年5月のハンガリーの首都ブタペスト郊外のホテルから)
「空が横に見える!」
アメリカ中西部を初めてドライブした時、地平線のすぐ上から拡がる青空を見て感動してしまいました。
東京で生まれ育ち、何回かの引越も同じ地域内。現在も自分の育った家に住んでいる私は、空というものは「見上げる」ものとしてしか認識していなかったのです。
子供の頃、2階建てのベランダから歩いて7〜8分の最寄り駅が見えたこともありました。でも、中学校に入学する頃には駅どころか、1ブロック先も見えないようになっていました。
自分の家からだけではありません。東京の路地から、青空が真横にまで来ている、それも見渡す限りの地平線の上から青空が拡がっているのを見たことはありませんでした。
空を見る時にはいつも上を見上げて、マンションや高層ビルの間にある空を見るのが普通だったのです。これを読んでいるあなたも同じような状況でしょうか?それとも、顔を上げずに地平線のすぐ上から拡がる空を見ることができるでしょうか?
ハイパフォーマンス・コンサルタントの髙澤健(たかざわたけし)です。
この記事を読んでくださっているあなたが、「最高の自分」に向かって成長するために、少しでもお役に立ちたいと願いながら書いています。
東京でも高層ビルの展望台に上がれば富士山の裾野まで空がおりてきているのを見ることができます。でも、私は高いところに上ると空には目もくれず、小さくおもちゃの様に見える車や建物の散在する地上を見ているのです。
視野が狭くなっている
空が真横に見えたときに思った事。
それは、見えていないだけで実のところ「空」は地球を覆っているんだよなってことでした。空はあっても見えていないだけ、そして見ようとすることさえもしなくなっている。
自分はその時まで意識していなかったのですが、私の視野は狭くなっていることに気付いたのです。
もちろん、遮るものがあるから見えないだけだと言うことのできるのですが、遮っているものがあることすら考えなくなっていたのです。展望台に上っても遮るものがなくなっていることに気付かなくなっていたわけです。
視野が狭い...だから?
視野が狭いということが単に地球を覆う「空」に気付かないだけのことであれば、どうってことはないでしょう。
ところが、仕事や人生において「視野が狭い」ことは、様々な問題を引き起こすことがあるように思います。
視野(しや)とは目に見える範囲のこと。両目ごとにその見える範囲は一定であり、個体としての視野はその両者を併せたものである。そこから転じて知識や考え方の幅の広いことをも「視野が広い」ということがある。 Wikipedia
「知識や考え方の幅」という意味においての「視野」のことを言っています。
このような「視野」が狭いと、
・他者への理解が不十分になり人の話に耳を傾けることができない
・固定概念に凝り固まってしなやかさを欠く
・物事を客観的に見ることができないばかりか、自分の見方にこだわる
・失敗してもそこから学ぶことなく自分の言い訳を持ち出して考え方を変えない
というような事に私はなっていくのです。
やはり、「視野」を拡げたいなぁと願います。
それではどうしたら良いのでしょう?2つだけ私が取り組んでいることを紹介します。
1.自分の視野が狭いことを自覚する
自分はまだまだ見えていないこと、分からない事があるのだと言うところから始めるのです。そして、一生涯かかっても地球を覆う空の全容を見ることはできないのだ、と思うようにしています。
2.人の話をよく聞く
私と全てにおいて全く同じように考え、同じように感じる人はいないわけですから、じっくりと人の考えや感情を聞き取る事で、視野が少しでも広がるように思います。
あなたの視野はいかがですか?
ここまで読んでくださってありがとうございます。
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