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【学び⑰冊目】会計士・税理士はこれからどう生きるか〜AI時代にも稼げる「働き方の未来地図」

私がこの本を手にした理由と本書の概要

実は、私自身、簿記2級の取得に向けて勉強していたり、将来、米国公認会計士の資格の取得を目指していたり、来年4月から働く会社が会計コンサルティングファームであったり、今現在長期インターンをしている会社でクラウド型会計ソフトに関わったりと、自ら会計づくしの世界に身を沈めています。将来的も、会計を武器にしてキャリアを築いていこうと考えている自分にとって、これからの会計士の仕事はかなり興味のあるトピックです。本書は、今乗りに乗っているクラウド型会計ソフトfreeeでお馴染みの、freee株式会社の著書です。クラウド型会計ソフトの登場を背景に、会計士や税理士の仕事がどのように変化をしたのか、またこれからの彼らの仕事にはどのようなことが求められるのかを紐解きます。

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クラウド型会計ソフトは会計士、税理士を脅かす存在か!?**

今乗りに乗っているクラウド型会計ソフトの登場以前の、会計士や税理士の仕事はどのようなものだったのでしょうか。以前の彼らの主要業務といえば、紙ベースでの記帳代行、試算表の作成といったような、いわば単純なマニュアル作業などが大半を占めており、それらに忙殺され彼らが本当にしたかった仕事ができない状態でした。クラウド型会計ソフトの登場により、それらの単純作業を一気に簡易化させることができ、大幅な工数の削減に繋がりました。そして、今までやりたくてもできなかったような、彼らの専門性である数字に基づいたコンサルティングや、アドバイザリー業務などに手を伸ばすことができるのです。クラウド型会計ソフトの登場は、彼らの存在を脅かす存在であるどころか、新しい価値提供の可能性を解き放ってくれる存在なのです。

これからの時代に求められる顧客への付加価値提供

会計士、税理士に限らずですが、今目の前に仕事があることを当たり前のように思っているようでは、あっという間にAIに仕事を奪われてしまいます。常に、新しい形の価値提供をしていかなければならず、会計士・税理士もその例外ではありません。今まで多大な工数をかけて行ってきていたマニュアル作業を、クラウドにまかせるとすれば、彼らがしなければならない新しいことは、人としての付加価値提供なのです。AIはデータ分析などには非常に長けていますが、0から何かを産み出すことは得意ではありません。このように、AIができないなにかに、これからの生き残りの鍵が潜んでいるのです。会計士がまさに、踏み出すべきなのは、コンサルティング業務であることを、本書では書かれています。人でなければ付加価値を提供できない分野では、決してAIが踏み入ることはないのです。

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コミュニティの重要性 
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そして、仕事で自分が提供する付加価値を高めるための手段として、コミュニティの存在を欠かすことができません。freee株式会社では、ソフトのユーザーが主体となったコミュニティを全国単位で運営しており、ディスカッションなどを通して、参加者の仕事の価値を高めていけるような場を設けているようです。

同業者をライバルとして見るのではなく、お互いの仕事の価値を高めあっていけるような関係が今後重要になり、その場として「コミュニティ」という存在が重要になってくることは間違いありません。

まとめ

クラウド型会計ソフトに関わる者として(freee株式会社ではありませんが)、自分自身も多くの気づきを得ることができました。また、会計士、税務士に限らず、全てのビジネスパーソンにとって、今後AIが台頭する時代で、どのような価値の提供をするべきなのか、インサイトをくれる1冊です。

本日も、最後まで読んでくださりありがとうございました!

https://www.amazon.co.jp/会計士・税理士はこれからどう生きるか-AI時代にも稼げる「働き方の未来地図」-freee株式会社/dp/4046048743/ref=nodl_







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