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京都の鴨川で、等間隔に並ぶカップルたちを対象に実験をした話

こんばんは、加藤沙也佳です。

大学1回生のころの話です。
最初に入ったクラスで、最初のグループワークをしたときのこと。

心理学専攻だったのですが、何のワークをしようかとみんなで考えたところ、「鴨川に等間隔に並ぶカップルたちに何かできないか」という話になりました。

グループのメンバーは全員地方出身だったこともあり、鴨川の川沿いにカップルが等間隔で並ぶとはどういうことか、と興味津々。

ちなみに実際はこんな感じです。
長い鴨川のどこを見ても等間隔になっている、というわけではなく、三条通と四条通の間の空間だけがこうなります。

そこで、研究テーマを
″カップルたちが等間隔で並んでいる間の隙間に、男子x女子、女子x女子、男子x男子で入ったら、カップルたちはどんな反応をするのか″というものにしました。

変な反応まではしなくても、少し距離をあけるだとか、立ち上がって帰ってしまうなど、何かしらアクションがあるのではないかという仮説も立てて、いざ夜の鴨川へ。


①男子x女子の場合

いわゆる普通のカップル想定です。
6人ほどのグループだったのですが、その中から適当に2名選んで、カップルたちの間に入るよう指示します。

そして、残りのメンバーは少し離れたところで見守りました。

結論としては、普通のカップルと同じような感じだったためか、″特に反応なし″という結論になりました。
ここまでは全然想定内。


②女子x女子の場合

次は女子2人組が間に入ったらどうなるのか。

こちらも遠くから見守っていましたが、普通に女子会帰りの仲のいい2人組が座って話してるだけだと思われたのか、周りのカップルたちも特に意に介さないようでした。

まあまあ、、、ここまでも想定内。


③男子x男子の場合

当時の目玉はこちら。

ふつうにワイワイ話していたらおもしろくないので、神妙な雰囲気を出してもらいながら、カップルたちの間へ。

見てる側の方が楽しくなってしまい、遠くで見ているみんなで笑いをこらえていました。

、、、が、
5分くらい見守っていても特に周囲にに変化なし。

カップルたちはすっかり2人きりの世界に入ってしまっていて、どんな人が隣にいるかなんて関係なく、目に入らないようでした。


結論

鴨川に等間隔に並んでいるカップルは、完全に2人の世界に入ってしまっているため、周りなんて気にしていない、という結論に至りました。

しかも実験したのが夜だったこともあり、周りの様子は余計に見えづらかったからかもしれません。

結論はどうあれ、1回生になって最初にやったこのワークをきっかけに、まだ出会ったばかりのクラスメイトと仲良くなれたのは、よかったなと思います。
しょーもない実験とわかっている本人たちが、1番楽しんでいました。


京都に行ったら、三条通〜四条通の間の鴨川、本当に等間隔なのでぜひ見てみてくださいね!

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