綾波宗水

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綾波宗水

アヤナミ シュウスイ。 【カクヨム】https://kakuyomu.jp/users/Ayanami4869 🖋️読書(人文系)、アニメ・映画好き。ゆに国男爵。月の土地所有。博物館学芸員資格所持。

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  • ポケモン関連まとめ

    ポケモンについてのnote記事まとめ。めざせポケモンマスター!

  • 綾波主義者《アヤナミスト》

    綾波レイへの想いを主題としたnoteまとめ。

  • 絵画解説シリーズ・美術関連noteまとめ

    絵画解説や、テーマが特に美術(作品)に関連するnoteをまとめております。

  • 映画感想・考察まとめ

    映画鑑賞が趣味の一つであり、noteで執筆しているものの中でも、映画の考察や感想は定期的に投稿しているジャンル。

  • シュウスイちゃんとの思い出

    大切なパートナー「シュウスイちゃん」との思い出。

最近の記事

ついに毎週投稿も60週目になりました。 いつもお読みいただきありがとうございます。 今後とも、どうぞお気軽にお読みください!

    • この日、リチャード三世はついに没す

       漫画・アニメ『薔薇王の葬列』をきっかけに、一挙に好きな歴史として僕の中で定着した時代、イギリス史における「薔薇戦争」。  ランカスター家とヨーク家との内乱であり、元来、日本史の南北朝時代を研究している僕にとっては気晴らしでもあり、また学びでもあった。  実を言うと、「リチャード三世協会」なる組織に入ろうかと思案するくらいにはリチャード三世が好きだったりする。  稀代の悪徳な王として、その名を後の歴史家やシェイクスピアが固めていったその王を。協会の主たる目的はその再評価にある

      • アタッシェケースに惹かれてきた半生

         個人的な思い出を書き連ねていく前に、最初に確認しておくが、「アタッシュケース」ではなく、「アタッシェケース」が本来正しい表現なのをご存知だろうか。  フランス語も英語もアタッシェであり、アタッシュは単に日本における慣用的表現に過ぎない。アタッシェとは、大使館職員のことであり、彼が用いていた書類カバンをそう呼ぶようになったのが語源。  さて、アタッシェケースといえば、悪の組織が金銭の取引に用いたり、拳銃をしまっていたり、あるいは映画の中で金融マンが用いていたりと、既に我々――

        • 道長って結局どういう人なの

          気高き貴公子・道長   歴史学を専攻した身としては、ながらく大河ドラマや歴史小説にはあまり触れないようにしている節があった。それは架空のものであり、娯楽であり、そして先入観を自身に植え付けるものとなりかねないからだ。  だが、今では毎週日曜日に大河ドラマ『光る君へ』を楽しく視聴している。やはり戦国よりも平安貴族の日々に興味が惹かれるのもあって、まだまだ続くことにもなんらマイナス感情はない。  ところで、はや30話を越えたところではあるが、当初から感じていたのは、道長の貴公

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        • ポケモン関連まとめ
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        記事

          知識の最大化を志すうえで

           今、アヴリル・ラヴィーンさんの曲を聴いてみている。  なんとなく元々ある印象は、美人な方だなというくらいで、クラシックやアニソンばかりを聴く僕にとって洋楽、そして流行りの曲は意識的に距離を置くジャンルでもあった。  少し前に彼女のファッションに再注目する瞬間があった。適切なカテゴライズは知らないが、あのゴスともガーリーとも決め難い一種、ラヴィーン風とも言うべきファッション。  2000年代的な強さと脆さとを兼ね備えたその在り方に、どこか惹かれるところがあった。というか、画像

          知識の最大化を志すうえで

          ハイカラとして生きる

           近頃、東ドイツの歴史を調べるのに熱中しているのだが、それにともなってにわかにドイツ語の勉強も少しずつ再開しつつ、ネットにてメイドインドイチュラントな品々をチェックしたりしている。  かつては舶来品とも呼ばれたであろう品々については、僕は元来、ホームズ好きなのもあって英国グッズにも興味を惹かれる。  先日は、元・イギリス空軍マーク、現在はモッズと呼ばれた若者文化のマークとして知られるもののピンズを購入し、ドイツ製のカバンに付けたりしている。  しっちゃかめっちゃかな用い方

          ハイカラとして生きる

          ぎこちなく走るキリン

           20世紀イタリアの作家カルヴィーノの『パロマー』という小説を読んでいる。  連作小説としての一篇に「キリンの駆け足」というストーリーがある。そこで主人公のパロマー氏は、動物園のキリンの走る姿を観察している。    短編集の中では、ほんの4ページほどの物語なのだが、読んでいて感じたことは、そういえばキリンの走る姿を、あまり明確に思い起こせないという事実の発見。  なるほどキリンという動物は、その特徴的な見た目から、はっきりとイメージができる上、僕自身も動物園で実際に見たことも

          ぎこちなく走るキリン

          年に一度、画廊でアニメ絵を買う

           タイトル通りだが、僕は年に一度のペースで、画廊が開催する即売会にてアニメや漫画等の複製原画・複製原稿などを買っている。これがなかなか楽しい。なるほど、法的にはどうあれ、今の時代、なかなかのクオリティで画像をコピー印刷することはできる。  だが、額装もしっかりと施された状態で、一期一会の複製原画を買う喜びは、他の消費行為ではなかなか体験できない。そういう意味では、額の印象も大きく作用する。次の即売会に、同じ絵があるとは限らない。  今回、購入を決断したのは『ベルサイユのばら

          年に一度、画廊でアニメ絵を買う

          ひと言日記:和文→羅馬尼亜語→再翻訳

          ひと言日記:和文→羅馬尼亜語→再翻訳

          天与の品、ぬーどるストッパーフィギュア

           美少女フィギュアを愛で、飾り、心を癒すという現象はまさに、聖母像に対する行為に等しいと思われる。  こういった言説は決して稀ではない。おそらく文化人類学的な観点から言っても、それは類似した行為ではあろう。  オタク文化にとっても一大産業でもあるフィギュア業界において、天与の品であろうかと個人的に感じざるを得ないレーベルがある。  僕の中ではフィギュア上の今世紀最大の発見・発明だと思う。  それが「ぬーどるストッパーフィギュア」。  さっぱりとした公式サイトを訪れると、何で

          天与の品、ぬーどるストッパーフィギュア

          Grăbitul face o greşeală.

           人生哲学などと大きなことを言うつもりはないし、そもそも内容自体がありふれているので、せいぜい習いたてのルーマニア語で覇気をまとわせた。  僕にとって一番といっていいほど重要にしていることは「急いては事を仕損じる」。ちなみに直訳すれば、ラッシュは間違いを犯す。  作業効率であったり、時短、ファーストフード、ファスト映画、5G回線、判子の廃止などなど、挙げていけばきりがない。  何がきりがないかといえば、現代社会における一種の加速主義の現れについてである。  それに対してここで

          Grăbitul face o greşeală.

          レトロフューチャー好きかも

           昨晩に引き続き自身の趣味の曖昧さについて。  これまで僕は昔のモノとモダンなモノの両方が好きな場合を、“大正ロマン”と言い換えて納得していた。  だが、もしかするとレトロフューチャーという概念も当てはまるかもしれない。    レトロフューチャーとは、文字通り過去の人々が思い描いていた未来像のことであり、やや空想的な未来予想であったりアイテムを指す。  昨今では主に時計などに用いられる表現としても有名だ。    僕がドラマ『スター・トレック』に惹かれているのもその辺りかもしれ

          レトロフューチャー好きかも

          メンターなどというものは無い

           昔はホームズであったり、偉人であったり、明確に理想とする人物が存在していた。その人自身になりたいと考えたり、真似をしたりして、趣味の世界を広げていったものである。  だが、現実を生き、更には知識の面でも様々な方向性を持ったことで、かつてのように一個の理想像などいまや存在せず、僕は僕でしかないことに気づかされる。  それは悪いことではないものの、ニーチェのいう大いなる正午のような感覚でもあるわけだ。つまり、いっさいの価値判断が消失し、何を選択するかは超人的な自己判断によっての

          メンターなどというものは無い

          書くことが思いつかないので整理

           普段使っているカバンを新たにすることにした。  そのカバンは今よりもグッと容量が少なく、中身をそのまま入れ替えるということは不可能。  なので、通販で注文してからまだ到着には時間があるので、今一度持ち運ぶものを見直すこととした。    薄々気づいてはいたが、僕は持ち運ぶ必要性の無い資料をたくさんカバンに入れているではないか。  準備が良い、といえば褒め言葉だが、このように必要のないモノを右へ左へ移動させても何の得もない。ましてや自分の持ち物であるなら、しっかりと取捨選択すべ

          書くことが思いつかないので整理

          ネクタイピン有り無し問題

           自慢にもならないが僕はおそらくだが一般的には人よりも多めにネクタイを持っている。色や柄などのバリエーションを楽しんでいる他、その時々での相手への印象効果を考えて結んでいる。    スーツにおいては、基本的には無地同系色もしくはその対となる色を選ぶのが良いとされている。  19世紀の紳士階級によって黒などが基調とされて以来、フォーマルな場において色とりどりの服装をゆるされるのは主に女性であって、男性のスーツもしくはタキシードなどといった服では完全に型が決まっている。  現代で

          ネクタイピン有り無し問題

          長門有希との本の語らい

           「なに読んでんだ?」とのキョンの言葉に、長門有希はただ黙って書名を見せ、再び読書へと戻る。その何気ない行為に、彼女の全てが表れているように僕は常々感じている。  決して閉じ籠りはしない。だが、ペラペラと語りだしたりなどもしない。 そんな彼女の一冊として有名な『ハイペリオン』を見かけたので買ってみた。前々から興味はあったが、文庫版だと上下巻なのが個人的ネックだった。  上下巻ものはあまり読み手が進まない傾向にあるからだ。僕は読了したら、次は別のジャンルへ進むようにしている。

          長門有希との本の語らい