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酒場学 by Syupo

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2023年5月の記事一覧

甲類焼酎のプロに聞く。飲みやすい甲類・飲みにくい甲類の差(前編)

甲類焼酎のプロに聞く。飲みやすい甲類・飲みにくい甲類の差(前編)

関東の酒場では、酎ハイ、サワー、ビールテイスト割材飲料(ハイッピー・ホッピーなど)が、ビールや日本酒と同様かそれ以上に注文率が高いお酒です。割り方次第でさまざまな味わいが楽しめるだけでなく、他の酒類に比べて比較的手ごろな価格で楽しむことができます。また、飲食店側にとっても酎ハイなどは重要な存在です。原価率が低く、収益バランスを維持する上で重要な商品となっいます。

さて、酎ハイ類は人々に喜ばれてい

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瓶ビール大瓶の最安値を探せ

瓶ビール大瓶の最安値を探せ

人件費や光熱費の高騰、食材や酒類などの原料費も上昇し、居酒屋は値上げを余儀なくされています。昔は瓶ビールが500円台、酎ハイが300円台以上は高価だと思っていましたが、今では中瓶600円も当たり前になっています。価格重視しすぎると飲食業界の未来が心配なので仕方ありません。

しかし、それでも大阪には大瓶300円台から400円の店がまだまだあります。今回は、五大都市圏+100万人都市から瓶ビール大瓶

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全国、酒場視点でみた「○○の街」

全国、酒場視点でみた「○○の街」

日本には、歴史的背景や特定の企業や産業が作用して定着した食文化が存在します。

例えば、焼鳥の街といえば、炭鉱の街「美唄」、鉄鋼の街「室蘭」、畜産の街「福島」、首都圏有数の養豚の街「東松山」、造船の街「今治」、練り物の街「長門」、足袋とタイヤの街「久留米」の7つが有名です。美唄と室蘭こそ、鉱石輸送の関連性がありますが、それぞれ違った背景でやきとり(ひらがなで「やきとり」は一般的に豚を含む)が食べら

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