ビジネス書を読むと「思考力」が身につく~其の1~
思考力は頭の良し悪しではない
・「考えるのが苦手」な人。
・「考える癖のない」人。
こんな人って、身近にいますよね。
このような人は、どのような傾向にあるのか、調べてみました。こんな傾向があるようです。
・そもそも、何を考えればいいのか、わからない。
・どう考えればいいのかわからない。
私の職場にも、このような人は一定数いますが、どこをどのように《提案》し、《改善》させていけば『考える人』になるのか、私の仕事でのテーマであります。
思考力とは一体何でしょう。
スキルアップのために知識を得ようとする人は多くいらっしゃいます。
しかし、知識は「この世にすでに存在している」ものです。つまり、「先人が考えたことを借りている」ことになります。
また、「時が経つとともに古くなっていくもの」です。
ですが「自分で考えたこと」というものは違います。
古くならないばかりか、あなたの成長や変化と共に「進化していく」ものです。
この「自分で考える」という行為が『思考力』なのです。
この思考力、頭の良し悪しでは決まったりしません。では、なにか。
それは「頭の使い方」だと言えます。
「頭の使い方」は「上手い・下手」で表現されます。つまり、鍛えれば誰でも後天的に身に付けることが出来るものです。
筆者も頭は良くありませんでした。学生時代は下から数えた方が早かったほどの学力でした。しかし、それでも社会に出て人をまとめる立場についたり、人と対等に意見を交換できるほどに「自分の意見」を言えるような『思考力』を身に付けられた。
それには読書が多大な影響を与えているでしょう。
筆者は読書が幼いころから好きでしたし、小学生の頃の愛読書は『国語辞典』だったことで、正しい日本語を身に付けることが出来たし、物事を体系的に理解することが出来たんだと思っています。
思考力を身に付ける読み方
ビジネスの世界には「型の奴隷になるな。型の創造者たれ」という言葉があります。
「知識を知る」だけの読書法では、「誰かがつくった型」に留まったままです。人は「自分が考えられる思考の範囲内」でしか物事を考えることが出来ません。それはドイツの哲学者だったショーペンハウアーも著書《読書について》の中で述べています。
多くのビジネスマンにとって、理解しておくべき知識は多くあります。しかし、知識のみを詰め込んでいても、「他人から与えられた知識」になるため他人にあなたの限界を決められてしまうことになるのです。
そこで必要なのはそう、思考力です。
繰り返しになりますが、自分で考えた知識は、「あなたの中で生きている」ため、いつまでも進化し続けるのです。
~其の2へ続く~
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