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アラフォー公務員の傷病休暇体験③~休暇開始と状態変化~

休暇スタート

 さて、傷病休暇が始まった。医師から、休養に努め、仕事や不安を覚えることなどを排除し、しっかり栄養を取りながら規則正しく生活するというアドバイスを受けていたため、まずは何もせずに休むことに重点をおいた生活をしてみた。

 薬の副作用によるダルさは飲み始めの翌日だけでとくに重くもなく、日中の猛烈な眠気などもとく感じられず、体調や食欲についても問題なく過ごせた。薬のおかげか、不安感はあっても悲しみの感情までは発展しない部分、よく出来てるもんだなと感心する。

 休むといってもただ家でゴロゴロしていてはと思い、散歩したり食事のために外に出たりと、なるべく陽に当たるようにはしていた。
 家にいる間は何も考えず、主にアニメを見て過ごした。メイドインアビス、邪神ちゃんドロップキック、転生したらスライムだった件等をボーっと見ていた。

 ちなみに、僕の家には現在テレビが無い。今の家に暮らす際、純粋に邪魔になったため捨ててしまった。見たい番組はたいていTVerで見れるし、そんなに苦ではない。アメトーーク(テーマによる)と日向坂で会いましょうが見れないことは残念ではある。

眠れない?

 僕の場合、鬱による不調が現れてからも不眠の症状は特になかった。どちらかというと、横になった瞬間に気絶するように眠りについていた。
 そのため睡眠薬は処方されず、不安感を取り除く薬だけが2種類処方されていた。

 休暇開始から1週間ほど経ったあたりである違和感が現れる。眠りにつけない。処方された薬は、夕食後に飲むものと、就寝前に飲むものの2種類だ。さあ、風呂にも入ったし寝ようかなと薬を飲んでベッドに入るものの、なかなか眠りに入ることがなく、むしろどんどん頭が冴えてきて横になっているのことが不快に感じるようになる。そのため、一度起きて眠気が来るまで改めてアニメを見たりということが続いた。
 たまに就寝前の服薬を忘れてベッドに入った際は、スムーズに寝ることが出来たりもした。

 その後の受診の際、医師(この日も違う医師)にその旨を相談すると「睡眠薬ではないから、薬自体に睡眠導入の効果は無い。そもそも、日中に寝ているから夜寝れないのでは?」との回答だった。確かに昼間、アニメを見ながら1時間程度寝落ちするようなことはあったが、それが原因で寝れないということは薬を飲む前には無かった。「卵が先かニワトリが先か」みたいな話をされましても。
 とりあえず、この日の担当だった医師は自分の中でNGに認定した。最初に受診した時の医師を次からはちゃんと予約しようと受付に確認したら、その医師は臨時で来ていた方だった。ちょっと心配になる。

 夜寝れない件については、もう開き直るしかない。寝れないなら寝れないなりに生活しようということで、その後は寝れないことをいいことに深夜に散歩をしたり公園のベンチでボーっとしたりしていた。深夜の公園、意外と人がいるもんである。(さすが東京)

 終電で新宿に行き、映画を見た後、始発まで歌舞伎町からお岩稲荷(田宮稲荷神社)、新宿2丁目、もう一度歌舞伎町を通って新大久保まで散歩をしたのもいい思い出だ。実際行ってみると、お岩稲荷よりも新宿2丁目の方が数倍恐ろしかった。
 なんだかんだでけっこう歩いたので、家に帰るとぐっすり眠れた。 

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