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#妖怪

人喰い

人喰い



祭りばやしで騒がしかった外も、ようやく静寂を取り戻した。

夜が更ける頃、扉の向こうから数人の忍び声が聞こえた。

「幼な子の肉が好物と聞いていたが、こんな肉の少ねぇガキじゃあ鬼も喜ばんじゃろう」

「一人も捧げないよりはましじゃろう」

大きなものを投げ捨てるような音が響く。

「しかし、こんな汚ねぇガキを食うなんざ、とんだ悪食だなぁ」

「ヒトを食う時点ですでに悪食じゃろうて」

「おめぇ

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