27.費用対効果を見つめ直そう。


展示会出展や新しいWeb施策の導入など、マーケティング担当者であれば目標達成に向けた手段を日頃から考えているのではないでしょうか。
#マーケター

僕自身、いざ新しいことを始めたいとなった際に必ず上司から聞かれたのは「で、費用対効果は?」という言葉です。咄嗟に費用対効果を答えられなくて悔しい思いをしました。
#無知の知

なので自分から費用対効果についてきちんと学んでおいた方がいいと思ったので学びました。
そして学んだことを今回、アウトプットします。
#フローからストックへ

そもそも費用対効果とは?

費用対効果とは、「施策の実施にかけたコスト」に対して「それによって得られた成果(効果)」が適切かどうかを判断する指標のことです。施策の実施やツール導入の判断をしたり、施策実行後の検証をしたりする際によく使われます。(コストパフォーマンスという言葉にも置き換えられることもあります)
#コスパが良い悪い

では、ここで言う「費用」とは何でしょうか。マーケティング担当者が真っ先に思い浮かべるのは、おそらく「広告費」「展示会出展費」「ツール導入費」だと思います。

どれくらいかかっているのかが一目瞭然なので、計算もしやすいですね。しかし、それ以外にも施策を実施するにあたり発生するコストがあります。それは「人件費」。施策やツールの導入にどれくらいの人の工数がかかるのかをしっかり念頭に置くことが大切です。

逆に、「効果」には何が該当するでしょうか。リスティング広告等の広告施策であれば、広告配信量やコンバージョン数など、展示会出展であれば、獲得した名刺の枚数や受注数もしくはトライアルのお申込み数などかもしれません。コストと比べると、さまざまな考え方があり、施策や会社の立ち位置などによって大きく変わってきます。

たとえば、毎月10件の商談から1件の受注を獲得する営業担当がいるとします(受注率10%)。ツールの導入によって受注率が倍に向上した場合、その営業担当は毎月2件の受注ができることになります。

この時、商品単価が100,000円、ツール単価が月額300,000円、営業人数1名では、費用対効果は見合わないですよね。営業人数を増やすか、または受注率がもっと向上するような同額のツールを導入するべきだと見つめ直す事が大切です。

さらに例をあげます。

『業務効率化のためにツールの導入を求められた』

マーケティング担当者が考えるべき指標は、「業務にかかる工数(時間)」と「一人あたりの時給」です。ある作業を行うにあたり、ツール導入前は5時間かかっていたとします。これがツールの導入によって2時間に作業が短縮された場合を考えてみましょう。社員の給与を時給換算した場合1時間5,000円だとすると、

(ツール導入前)5時間 = 25,000円
(ツール導入後)2時間 = 10,000円
つまり作業1回にあたり15,000円のコストが削減できることになります。ツールの月額費用が30,000円だとすると、月にその作業を2回以上行えば費用対効果が良いと言えますね。

次仮に「で、費用対効果は?」と上司に聞かれたときに、どんな指標をどの期間で考えたらよいかをざっくりとつかむことが出来たと思います。

実際に様々な施策を組み合わせて戦略を練る場合、費用対効果を考えたうえで優先順位をつけたり、取捨選択をしたりする必要があります。
まずは費用対効果の見つめ直しからです。

では今日のお話は以上です。

お疲れ様でした。

お休み^ ^

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