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特許の謎めく表示

note106にちめ。箸休め(?)、また知財のおはなしを。

【日曜知財劇場】特許の謎めく表示

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商品名はおなじでも、材料や製法が変わり、新しく特許を取ろうとしている可能性はおおいにある。

ただ1万4千円/3年で宣伝広告できるのなら? ……と想像してあそぶ。〈特許出願中〉の表示にどれほどの宣伝効果があるかは不明だがね。


特許出願が特許か拒絶かされるには、審査請求し、特許庁の審査官による審査を受ける必要がある。審査請求は出願から3年以内にしなければならず、審査が始まると通常は2年とかからず結論に至るので、〈特許出願中〉の期間は長くて5年ほどである。

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が、ときどき10年15年のロングセラ商品に〈特許出願中〉の表示を見る。何の発明かと気になり、いつから出願中なのかと気になる。パッケージの印刷の改稿忘れか、モシヤ出願中と表記するための出願を繰り返しているかとつい意地悪な空想がヨギる。

ので、何についての発明か書いたらよろしいのでは。「さらにおいしくなりました! 特許出願中」とか、「新製法! 特許出願中」とかね。


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