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試験で緊張しない工夫

 模試のときはできるけど,本番になると…。本番に弱くて…。などという悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。試験当日は「実際の得点=実力」,あわよくば「実際の得点>実力」でありたいものです。本番で実力以上のものを発揮するためにはどうすればいいでしょうか。『東洋経済オンライン』にあった

「東大生の『試験で緊張しない工夫』が万能すぎた」

というものを取り上げながら述べてみます。本記事の内容は,

東大合格者は,本番に緊張しないメンタルの強い人が多いと思っているかもしれないが,実際にはそんなことはない。実際には,東大受験生だって,本番で力を発揮するためにいろいろなことを試みている

というものです。

ようです。具体的には「失敗の解像度を高める」ということをしています。「失敗の解像度を高める」とは,「失敗を分析することで明確にし,次に同じミスをしないように行動に移す」ということのようです。「失敗の解像度を高める」ためのテクニックとして,次の3つが挙げられています。

1. 「予行練習」で「失敗しやすいポイント」をあぶり出す」
2. ミスの中身だけでなく「自分の精神状態」も分析する
3. 「自分の予行練習」をスマホで撮影する

 前回私が書いたものとかぶるところもありますが,「精神状態の分析」のための工夫が私にとっては新鮮でした。

 記事の中に,

どんなに成績がよくて,どんなに模試の判定でA判定が出ていた人でも東大生は「合格できるかどうか,最後まで非常に不安だった」と語る「ビビリな人」が多い

とありましたが,これはとても共感できます。これまで受け持ってきた受験生を見ても,勉強すればするほど不安になり,それを糧に最後までやり抜く学生が合格を勝ち取っています。「ビビリである」ことは悪いことではなく,「ビビリ」だからこそ最後の一手間を惜しむことがないのだと思います。

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