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3の法則

いろいろな本を読んでいて、気づいたことがある。

それは、「要点は3つあります」と整理している本は、本当に読みやすいということ。

そんなことは当たり前だと思う人も多いかもしれない。でも少し自分自身を振り返ってほしい。この法則、徹底できている人がどれだけいるだろうか?


かく言う私も、「理由は3つあります」を使うことに対して、どこか躊躇ってしまうことが多かった。「基本的な内容すぎて、逆に素人感が出るんじゃないか」みたいな不安があったから。

でも、いざ読み手、受け手としてこの表現を見た時に不快になることは1ミリもなかった。それどころか、この表現があるだけで、とても丁寧な印象を受けた。


情報を受け取る立場になったとき、3の法則を利用したほうがいいのは明らかだった。

私が「3の法則」から感じたメリットは3つある。


①自分自身も要点をまとめやすい

先に3つ要点を箇条書きにして、後から肉付けをしていくと驚くほど文章が書きやすくなった。「3の法則」は読み手に優しいだけでなく、書き手にも優しい。


②メモを取りやすい

3の法則で書かれている本は、とても要約しやすかった。先に「①〜③」とメモをしてから肉付けしていけるので、どこに何を書いたら良いか一目瞭然。

逆に、要点を整理せずに詳細を書き始める文章や、要点が10個も20個もある文章は、内容を構造化するのに骨が折れる。


③内容を覚えやすい

たとえ箇条書きで要点がまとめられていても、5個も10個もあったら覚えられない。3つであれば無理のない範囲で覚えることができる。


以上。

文章は自分が思っている以上に相手に読まれないもの。そう自分に言い聞かせて相手に負担の少ない文章を作っていきたい。


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