カナ

2015年よりアメリカで働いています。

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記事一覧

【しくじり先生】日系ベンチャーが米国進出でコケた理由4 ー実務経験のないVPー

アメリカに置いたVPは 工場長(日本人男性)、副社長(日本人女性)、セールス(アメリカ人女性)のほかにもう一人、マーケティング(アメリカ人男性)がいました。このマ…

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4年前
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【しくじり先生】日系ベンチャーが米国進出でコケた理由3 ーリスペクトされない日本人VPー

結局、社長は、オフィスをアメリカ人VPの家の近くに作ることを宣言し、なんとか彼女にオフィスに来るよう、約束を取り付けました。 彼女の家から車で5分の距離にオフィス…

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【しくじり先生】日系ベンチャーが米国進出でコケた理由2 ー手に負えないアメリカ人VPー

そんなこんなで、残った人材はペーペーの私が見てもわかるぐらい、デキる人間と金食い虫の2パターンにきっぱり別れました。 そして、私はアメリカ一年目で、金髪ブロンド…

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4年前
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【しくじり先生】日系ベンチャーが米国進出でコケた理由1 ー戦略と布陣の不一致ー

さて、そんな経緯で日本から98ℓのスーツケース1個でいきなりアメリカに送り込まれた私ですが、英語がほとんど話せない中で、住まい探しから何から何まで自分でやることに…

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4年前
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【しくじり先生】日系ベンチャーが米国進出でコケた理由 プロローグ

はじめまして。アメリカ生活、今年で5年目のKanaです。私は、日本でベンチャー起業に勤めていて、その会社で駐在員としてアメリカに派遣され、その後一度日本に呼び戻され…

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4年前
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【しくじり先生】日系ベンチャーが米国進出でコケた理由4 ー実務経験のないVPー

【しくじり先生】日系ベンチャーが米国進出でコケた理由4 ー実務経験のないVPー

アメリカに置いたVPは
工場長(日本人男性)、副社長(日本人女性)、セールス(アメリカ人女性)のほかにもう一人、マーケティング(アメリカ人男性)がいました。このマーケティングVPが、会社をさらにめちゃくちゃな状況にしていきます。

実務経験のないVP優秀なベンチャー企業の社長は、若くして商売の頭角を現すことが多い=学歴の物差しで測れないことが多いですが、わが社の社長も、その例にもれなく中卒でした。

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【しくじり先生】日系ベンチャーが米国進出でコケた理由3 ーリスペクトされない日本人VPー

【しくじり先生】日系ベンチャーが米国進出でコケた理由3 ーリスペクトされない日本人VPー

結局、社長は、オフィスをアメリカ人VPの家の近くに作ることを宣言し、なんとか彼女にオフィスに来るよう、約束を取り付けました。

彼女の家から車で5分の距離にオフィスを立てる!と社長が言い放ったのは、俺は器がデカイ男だ、俺はやると言ったらやる男だ!ということを示して…でしたが、アメリカ人VPの立場からだと、ただの「言いなりになる男」に格下げ。

社長にまったく意見できなかったのか、というと、ワンマン

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【しくじり先生】日系ベンチャーが米国進出でコケた理由2 ー手に負えないアメリカ人VPー

【しくじり先生】日系ベンチャーが米国進出でコケた理由2 ー手に負えないアメリカ人VPー

そんなこんなで、残った人材はペーペーの私が見てもわかるぐらい、デキる人間と金食い虫の2パターンにきっぱり別れました。

そして、私はアメリカ一年目で、金髪ブロンド青い目の、アメリカ人セールスVPと一緒にタッグを組むように言われます。

彼女は、数字で見ればうちには勿体無い、優秀なセールスでした。ただ、上手にマネジメントできる人がいなかったため、会社の輪は乱れていきます。

2つめのしくじり:手に負

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【しくじり先生】日系ベンチャーが米国進出でコケた理由1 ー戦略と布陣の不一致ー

【しくじり先生】日系ベンチャーが米国進出でコケた理由1 ー戦略と布陣の不一致ー

さて、そんな経緯で日本から98ℓのスーツケース1個でいきなりアメリカに送り込まれた私ですが、英語がほとんど話せない中で、住まい探しから何から何まで自分でやることになりました。

商社に勤める友人から聞かされていた「駐在」とは全然違う、己のサバイバル能力がためされるスタートでした。

ひとつめのしくじりさて、ここで、もういきなりしくじります。ペーペーの私は一切関与できなかったのですが、日本のマネジメ

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【しくじり先生】日系ベンチャーが米国進出でコケた理由 プロローグ

【しくじり先生】日系ベンチャーが米国進出でコケた理由 プロローグ

はじめまして。アメリカ生活、今年で5年目のKanaです。私は、日本でベンチャー起業に勤めていて、その会社で駐在員としてアメリカに派遣され、その後一度日本に呼び戻されたのち、アメリカでの転職に成功しました。今は、自分のずっと行きたかった業界で、ドリームジョブに就いています。

今回、初めてのnoteで書こうと思っているのは、私がアメリカに出てくるキッカケを作ってくれた会社のことです。私は、今でもこの

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