あなたのネーミングがうまくいかないワケ
小さな会社のビジネスプロデューサー・弁理士のヤマダP(@sweetsbenrishi)です。
ヤマダのところにはネーミングにお悩みの方が相談にやってきます。
でもね。ネーミングがうまくいかない理由は実はネーミング以外のところにあることが多いんです。
今日は実際の相談内容を基に、あなたのネーミングがうまくいかないワケを深掘ってみましょう!
▶ 今日のご相談内容
日曜日の夕方、ネーミング(会社名、商品名、肩書)に関するセッションを行いました。
相談者さんのお悩みはこんな感じ。
● 将来、起業を考えている
● 働き方に関するコンサルタントをしたいと思っている
● 会った人の印象に残る肩書や屋号のネーミングを考えたい
なるほど。
今回はネーミング案を(3案)作ってきてもらいました。それを見てみたんですが、ネーミングとしてはどれもイマイチ...。
言いたいことはわかるけど、フワっとしていてインパクトがない。具体的な名前は言えないんですけど、例えば、「世界中の人々を笑顔に!」みたいな(笑)
こういう抽象的なネーミングだと見た人も自分事に思えないんですよね。結果、誰にも刺さりません。
▶ ヤマダの分析
で、ヤマダがその方に色々とヒアリングを行っていくと、
うん。これはネーミングより前の段階に問題があるんだろうな。
と気づいたわけです。
ネーミングは3-7文字程度の短いワードです。その中に伝えたいメッセージをギュッと詰め込んで言語化しないといけません。
だから、大前提として、伝えたい事が明確になっている必要があるんです。
でも、今回の相談者さんは伝えたい事がそこまで明確ではなかった。名前を考え始めたばかりなので致し方ないんですが。
▶ ネーミングを考える際の3つの視点
そこで、ヤマダからはこんな質問をしてみました。
● 他の人にはないあなた固有の強みは何ですか?
● 見込み客の方の本当のお悩みはなんですか? 今までにあるサービスのどこを不満と思っていそうですか?
● 同様のサービスを提供している人の名前は調べてみましたか?
この3つの質問はそれぞれ、自分、見込み客、競合に当たります。この3つの視点でネーミングのネタを探してみましょうということなんです。
この3つの視点、どこかで見たことありませんか?
そう。マーケティングの3C分析です。
● Company:自社
● Customer:顧客
● Competitor:競合
の3Cですね。
● 自分の持っている経験、強み、武器
● お客様の悩みや求めている理想状態
同業者からの差別化
この3方向からネーミングを考えることで、シャープなネーミングをできるようになります。
▶ ヤマダからのアドバイス
今日の相談者さんの場合、自分の視点で考えた事、やりたい事をそのまま言語化しようとしていました。
そこに顧客や競合の視点を加えることで、どんなワードを使えば良いかがより鮮明になってきます。
特にヤマダからアドバイスをしたのは相談者さんの立ち位置です。
この方は、「働き方に関するコンサルタントをしたい」と言っていました。
でも、「働き方」と言っても、経営者サイドから見た「働き方」と、雇用されているサイドの「働き方」では全く意味が違います。
「あなたはどちらのサイドに立って、働き方を指南するんですか?」
ヤマダからこの質問を投げかけた時、相談者さんは、
「スッキリしました!」
と言っていましたよ。
皆さんもヤマダに相談してスッキリしてください(笑)
スッキリすることで気持ちよく次のステージに進むことができますから。
では今日はこの辺で。
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