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中小製造業はどこを目指せば幸せになれるのか?

小さな会社のビジネスプロデューサー・弁理士のヤマダです。

今日はお客様と面談。今後、どんなサポートができそうか作戦会議をしてきました。

うーん。マインドブロックを外すのに手間取っています。思考の切り替え、OSのアップデートが必要かもしれません。

今日は、中小製造業はどこを目指せば幸せになれるのか?について考えてみます。

■ ある中小製造業さんのお悩み

最近、お付き合いが始まったお客様。

会社の規模からすると中小企業です。でも、大手との取引きも多く、色々なプロダクトを作っています。

お悩みの種はコラボ商品が多く、純粋なオリジナル商品が少ないということ。

もっと、

● 自社主導の商品を提供していきたい
● 商品企画をウリにしていきたい

という思いがあるようです。

昨年、知的財産権の取得に関する相談を頂いたのもその一貫でした。

■ あなたの強み・得意なことは何ですか?

今日の話の中で、

「貴社はどんなことが得意なんですか?」
「競合さんと比べると、どんな強みがありますか?」

と聞いてみました。

すると、

● 低単価
● 短納期
● どんなプロダクトでも対応可能

という点が喜ばれています、という答えが返ってきました。

それはそれで悪くないけど、

● 自社主導の商品を提供していきたい
● 商品企画をウリにしていきたい

という方向性と合っているんですかね?

■ 安い・速いは独自の魅力になり難い

この会社さんがお客様に喜ばれているのは、プロダクトの内容というより、

● 安い
● 速い
● 何でも対応してくれる

という部分です。

ただ便利屋さんとして使われているだけじゃないかなぁと心配になります。一所懸命頑張っても、相手はより速く、より安くを求めてきます。このやり方では忙しいけど儲からないという形になりはしませんか?

そして、この安い・速いは比較的真似をしやすい。競合が出現しやすい。だから、独自の魅力、選ばれる理由になり難いんです。

■ 中小製造業はどこを目指せば幸せになれるのか?

やはり、プロダクトや商品コンセプトに魅力を感じてもらいたいんですよね。

最近、勢いがある企業は、バルミューダにしてもバーミキュラにしても、商品コンセプトやものづくりに対する姿勢というものが共感を得てファンを増やしています。こういう部分が選ばれる理由になっているんですよね。

だから、分野を絞り、その分野を徹底的に研究し、その分野で魅力的な商品を集中的に作り出していく。「●●バカ」、「●●オタク」になる。一つのものを極める。

当たり前かもしれないけれど、そういう姿勢が中小製造業を輝かせ、社員の人たちを幸せにするんじゃないか。

そんな風に思っています。


では今日はこの辺で。


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