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名付けて衣類手記第16話【”やりたい”が出る時】

あけおめ、衣類です。
僕はかつてASDのシングルタスクの弊害を、手記のどこかで話したと思う。
ADHDの方は興味の散らばりっぷりが多動性に繋がって、タスクを沢山展開するが同時着手は出来ないという問題を抱えたりもするらしいけど
“やりたい”を始めて、それが本当にやれるか?というのはやってみないとわからないので
とりあえず経験するに越したことはないと思っている。
 
という訳で、今回のお題は「やりたい事」


これも発達障害に限った話ではないのだろうけど
僕らは「純度の高いやりたい事」の2つ3つとっといた方がいいと思いました。今。

そうして突発的に記事にしてみたという…。(これも純度の高いやりたい事だと思う)


如何せん、人生は仕事とか義務とか責務とか、そういうものだけでは生きていけないもので
しばしば趣味とか夢とか言われるものも持っておくことを推奨される。
 
世の中、健常者であろうと仕事を定年退職した後にやるべきことを失って急速にうつ病や認知症を発症してしまう人もいるらしい。
経験値upがべらぼうに遅い僕たち発達障害者も、老後は必ず来る上に
人より刺激やストレスを感じやすいのだから、心身が衰えていくと寝て回避する行為に費やしている間に一生が終わってた!なんてザラに起きてしまうだろうよ。
…だから、進んで起床し「やりたいこと」を見つけておいた方がよさそうだ。
惰眠より魅力的なものを持つんだ!

 

・それでは何ができるだろう・

厳密に言うと「できること」でなく「やりたいこと」だ。自分は何がやりたいか。
これまで無駄にトロくさかった僕らの人生を振り返る中
「これならもっかいやりたい」と思える事があったら、おそらく今後生きるには幸いな経験だったのだろうと思う。
ただ、それが間違っても「あれが出来た過去に戻りたい」とか「昔はよかった」ではいけない。
今でもやれるならやりたい!と思える事でなくては、ないものねだりにしかならないし、そんな生産性のない考え方は今すぐ捨ててしまえ。
発達障害者とはかくも不器用な生き物なのだ、下手しい本当に残りの人生を寝てやり過ごすだけになるだろう。
 
…でも僕たちの中には、そうした好きな事を才能と呼べるまで昇華できなかった人も多いのではないだろうか。
出来れば仕事にならなくても、やりたい!と思える事を手元に残した方が良いだろう。

僕らは障害を抱えながら死ぬまで生きるしかないのだ、満身創痍な人生を手ぶらで死ぬのを待つにはあまりにも辛い。
今を生きるのに必要なのは、過去の経験であって過去ではない。
その経験から、持ち物を増やしていけたらきっと少しは生きやすくなるだろう。

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