見出し画像

マクドナルドにも用いられている!~製品・サービス全体の利益が最大となる価格設定~

経営について学んでいます。今回は各企業が販売する全ての製品、サービスの組み合わせである製品ミックスによる価格戦略をみていきます。実はこの価格戦略、マクドナルドのセット等にも用いられており、身近な存在です。

製品ミックスとは製品ラインの組み合わせのこと。製品ラインとは、同一カテゴリーに属する製品の集合のことをいいます。ひとつの製品しか販売しない企業は少なく、複数の製品を扱っている企業が多いかと思います。製品ラインにおける価格設定とは、ここに価格を設定するのではなく、扱う製品全体の利益が最大となるような価格設定を行うことです。

抱き合わせ価格戦略

抱き合わせ価格戦略とは、取り扱っている複数の製品やサービスを組み合わせ、単品よりも安い価格設定を行うことです。旅行代理店で取り扱われるテーマパークの入場料や朝食がついた宿泊パック、ハンバーガーショップのハンバーガーとポテトと飲み物のセット、といったものが代表例です。

プライスライニング

プライスライニングとは、カテゴリごとに分けられた製品をさらに価格帯ごとにわけてゾーニングすること、段階的な価格設定を行うことをいいます。メガネを販売する際5000円、7000円、10000円、といった価格帯に分けられているような場合を指します。リーズナブルな価格から高級品へと、予算に応じて商品を選びやすくなります。

キャプティブ価格戦略

キャプティブとは「捕虜、とりこ」という意味。キャプティブ価格とは主製品の価格を安く設定することでとりことし、付随製品の価格を相対的に高く設定することで利益を得る手法です。プリンターの価格を低く設定し交換インクを相対的に高く設定、電動歯ブラシの本体を安く設定し交換用のヘッド部分を高く設定する、というように用いられます。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?