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《無料》 「手洗いしながら歌は歌うな」空港ラウンジや飛行機の中でパーフェクトな手洗いを目指す


空港に行くだけで手がとても汚れます

 飛行機の搭乗目的で空港に行き、スーツケース等を扱い、チェックインが完了したらそのままトイレに行き、試しに手をハンドソープでしっかり洗ってみてください。びっくりするくらい自分の手が汚れていることが可視化できます。

そう、ハンドソープの泡があまりに真っ黒でビビったのはわたしです。

飛行機に乗るときに扱うスーツケースとか荷物の取っ手とかって想像を超えて本当に汚いんですよね。自分の手が想像以上に汚れていることが黒い泡で知ることができたので、それ以来チェックイン後に手を念入りに洗うようになりました。


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羽田空港のチェックインカウンター


家を出て空港に到着しチェックインまで、散々汚れたものを触りまくった不潔な手のまま喜び勇んでラウンジに行き、「出発の儀」などと浮かれてカレーを食べてはいけません。

洗ってない手でbuffetのトングやスープのレードルを触りまくるのは最悪ですし、サンドイッチやおにぎりをそのまま手で食べるなんてもってのほかです。

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エアラインラウンジはbuffet式が主流


「泡が真っ黒体験」が衝撃だったので、わたしは空港でエアラインのラウンジに入ったら、とにかく真っ先に洗面所に直行してしっかりハンドソープを使って正しく手を洗いをしています。

しかし、多くの人はこの「手が汚れている」事実に気が付いていないのでしょうか?これだけ空港利用が多いわたしと同じように手洗いをしてる人に遭遇したことがないのです。これってまさか誰もラウンジで食事する前にきちんと手を洗ってないってことなのでしょうか?

恐るべきことにトイレ個室から出て来ても、ハンドソープの存在を無視して指先をちょろっと水で濡らしてそのまんま出て行く人も少なくないのですよね。

それもあって今回のような感染抑止活動が起こる前から、各エアラインのラウンジの食べ物の提供方法は危なっかしいと思ってました。

各エアラインがラウンジでのbuffet方式を慌てて自粛したってことは、buffetが感染源になり危険度が高いという判断によるもの。感染経路は飛沫や接触と言われていますからね。


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さて、こんな状況ですが止むを得ない事情で仕方なく飛行機に乗らねばならない時もあるでしょう、空港でエアラインのラウンジを利用する際や機内で、是非いつもよりも意識してパーフェクトに手を洗いましょう。



粘膜にVirusを付着させないゲームに強制参加

今回の件、外出時にはこう考えることにしました。

「自分の粘膜にVirusを付着させないゲームに強制参加させられた」

ゲームは不参加の選択肢が一切ないようなので、ならばもう仕方がありません。あれこれ言うより前に、積極的に感染予防をするのがよさそうです。

そしてポイントは「なるべく負けない」こと。

なので空港に着いたら手を洗いましょう、飛行機の中でもチャンスがあれば正しい手洗いをしましょう。



ゲームに負けない為に「正しく」手を洗う

このゲームを制するには手を洗うことが肝心なことはわかりました。手を媒介にして自分の粘膜にウイルスが付着しやすいのは疫学上の常識です。あっけなくゲームオーバーにならないために、わたしはまずは正しい手洗いの方法を覚える作戦でいきます。

負けないためにはまず敵の特性をよく知ることです。

感染対策で手を洗うのは基本中の基本、同じ洗うなら確実に効果がでるように洗いたいですからね。

特にこの時期は花粉症で目が痒くて、無意識に指で目を触ったりしてしまう回数がかなり多く、いつも以上に手指を清潔を保っておかないとなりません。

目は粘膜ですから、ここを守らずしてどこを守るというのだ?ということで「目を触らないように気をつける」なんて「思い」や「気持ち」だけではどうにもならないので(触るの無意識だし)とにかく正しく手を洗います。



正しい手洗いは動画で学ぶ

正しい手洗い方法、洗う順番を覚えてしまえばとても簡単なので、この機会に誰かに実演して教えられる位のレベルになるのが良いと思ってます。

こんなわかりやすいポスターを見つけました。

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出典 サラヤ


イラストも悪くはないのですが、手洗い動作って動画のほうが圧倒的に頭に残りやすいです。実際の動きがみられるのは「自分が手を洗うイメージ」を描きやすいので大変良いことだとおもいます。

YouTubeがあってよかった。

いろいろ調べたのですがこの動画が説明も入っていて分かり易いので貼っておきます。

わたしはこの洗い方にプラス手首まで洗うを実践しています。

肝心な部分3分49秒からスタートするようにしています。

皆様必ずご覧ください。



手洗いは手首まで洗ってこそ

この記事を書くにあたり「手洗いデモンストレーション画像」を検索しまくりまして、WHOが出してるものから、一般人の作ったものまで沢山見てみましたが、惜しいことに手首まで洗っている動画が少ないです。

なぜ手首洗いにこだわるか?ですが、トイレにいくと汚染されるのが手首というはっきりとしたデータが出ておりますので、感染症対策には手首まで洗うことをわたしは重要視しております。

トイレに行った時だけ手首洗えば?と思うかもしれませんが、人間そんなに便利にできておりません。

習慣にしてないことは出来ません。

つべこべ言ってないで素直に毎回手首まで洗ってしまいましょう。

洗う労力は一緒、既に手の平、手の甲、指の間、爪まわりまで洗ってるんだし、ついでに手首もくるくるとハンドソープをつけて洗えばいいだけです。ついでに1動作ふやせばいいのです手首までやっつけましょう。今は端折ることなんか考えないこと。

空港でも機内でも手洗いする時は手首まで洗いましょう。


飛行機のラバトリー(トイレ)で手洗い

ここまで読んで、パーフェクトな手洗いが覚えられた優秀な皆さん、早速飛行機のラバトリー(トイレ)で手を洗ってみましょう。

ラバトリーはご存知のようにとても中が狭いのですが、実はこんなにパーフェクト手洗いに適している場所はありません。

何故なら必要なものが全て揃ってるから。

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自動で水&お湯も出るし、泡ハンドソープもペーパータオルも完備してあるのです。これは機内でも完璧な手洗い目指して洗うしか無い!

すばらしい。

ラバトリーではいつも以上に手を正しい方法で洗えるのですから、ここぞとばかり機内でも正しく手を洗いましょう。

特にANAのハンドソープの香りが癒されるので是非試してみてください。


上の画像はANAのラバトリー



下の画像はJALの機内ラバトリー

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JALのハンドソープは無臭です。

ANAもJALも一番肝心のハンドソープを泡立てる動作が必要ない泡で出てくるハンドソープですので是非機内でパーフェクトな手洗いをしてみてください。

手を洗い終えてラバトリーのドアを開けるときは、せっかくパーフェクトに洗った手が汚染されないようにペーパータオルごしに鍵を開け、取っ手を引きましょう。直に触ってはいけません。

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ペーパータオルを使って鍵を開ける

ここで飛行機のラバトリーが狭い優位性が発揮されます。ドアを開けるために使ったペーパータオルは出る間際にドア横に位置するゴミ箱へ簡単に入れられます。

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機内ラバトリーのゴミ箱


この機会に機内でも手を洗ってみましょう。



手を洗いながら歌を歌ってはいけません

ところで「正しく手を洗う」を時間の長さや秒数だと勘違いしているひとが散見されますが、ただひたすら長い時間手を洗っても超絶無駄ですので今すぐやめましょう。

トイレ掃除だって長時間トイレの蓋だけ磨いても意味がありません、それと同じ話です。

手洗いで肝心なのは洗う時間の長さや秒ではなく、必要な部分を順番にしっかりと洗うことです。

なのでネット等で楽しげに拡散されている「15秒2回洗えばいい、15秒を消化するためにハッピーバースデーの歌を2回歌う」みたいな間違った方法は本気で駆逐されるべきだと思ってます。

まず「飛沫感染するよ」ってこれだけしつこく言われてるのに「歌う」のは流石に愚かすぎです。歌なんか歌ったら洗面所が飛沫で汚染されるのでやめましょう。手を洗った後に洗面台に歌を歌ったせいで飛び散った飛沫を清掃しないといけなくなります。そしてまた手を洗う、歌いながら洗うのでまた飛沫が飛び散りそれを清掃する必要が…

無限ループすることになりますね。洗面所で飛沫が発生させながら手を洗うのは流石にマヌケ過ぎです。カラオケ屋の環境とかマイクとか感染源って言われてるのに、なんでこのタイミングで歌うように勧めるのだ?

手洗いは正しく洗うべき場所を順番に洗って行けば1分なんかあっという間です。歌を歌って秒ノルマを消化するなんて愚かな方法は今日限りやめましょう。特に公共の場所で後に使う人に飛沫感染リスクがあるような危険なやり方ですので、歌を歌いながら手を洗うは禁止くらいの認識でいた方が良いと思います。

手を洗うときは口を閉じる。話はそれからだ!



医療従事者の本気の手洗い

最後にナースあさみ様のnote記事がとても参考になったので紹介しておきます。

病院でやってる手洗い(衛生的手洗い)を解説してみた

今のように「明らかに感染が拡大傾向」にある場合、大事なのは多くの人がまず衛生管理の基本を忠実に守ることです。

手洗いは地味ですが確実に効果は出ます。パーフェクトを目指しても色々な条件で8割達成くらいが現実だとは思いますが、それでも常にパーフェクトを目指すことに意味があると思います。


地味だけど小さな当たり前の積み上げ

小さな当たり前を積み重ねることもパワーになります。みんなのちょっとした心がけを集めれば、肝心な時に命綱である病院の限りあるリソースを奪わず、医療従事者を疲弊させたり、過酷な状況に陥らせないことができると信じています。

だれでも出来る最大限の防疫への協力は「正しい」手洗いです。

わたしは今日も歌わずに正しい手洗いをし、うがいするならついでに歯磨きもます、おまけに顔も洗っておきます、なんなら目も洗います。

是非みなさんも「正しい手洗いの方法」をこの機会に覚えて一緒に実行してみませんか?


空港のラウンジでも飛行機の中でも「正しい手洗い」をしましょう。

皆さまの旅が安全で楽しいものになりますように。そして1日も早く世界の移動が自由になりますように。


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