《無料》飛行機の「荷物棚」正しく使えてる? 3分でわかるキャリーケースの入れ方講座
機内持ち込みで使用する人が多いキャスター付きのトロリーケース。飛行機のoverhead stowage(荷物棚)に正しく収納出来てますでしょうか?
この記事では、飛行機の客室内荷物棚へトロリーケース等をどう入れれば良いのか、機内持ち込みにした手荷物はどうすれば棚にたくさん入るのか?を伝授しておきます。
最近ファーストクラスやビジネスクラスではソロシート化されて自分の真上の棚は自分専用で使える時もありますが、現場の状況を何も考えていないエアラインが、キャビンインテリアのトレンドとして解放感を優先し中央列の荷物棚を撤去してる場合があり、その際は悲しいかなビジネスクラスなのに’上の棚’のスペース争奪戦になるのです。
中央列の荷物棚が無いタイプ
中央列の荷物棚を撤去するメリットを各エアラインは『キャビン(客室)が広々見える』からなのだと言ってますが、客からすれば広々見えてもあんまり意味はない。そもそもキャビンで客は座ってるかフルフラットで低い位置で寝ているのです。もっというと客は巡行中に客室内で立って過ごすことはほぼないので正直言って頭上の解放感とかどうでもいいのです。客にそこ関係ないから…。
それよりビジネスクラスなのに荷物棚の争奪戦に参加しないといけないってのが不快適すぎてあり得ないとどうして考えつかなかったのか?とても不思議です。
で、荷物棚スペース争奪戦になる前にキャビンに持ち込んだキャスター付きトロリーの適切な入れ方を覚えて、知恵という武器を使いエアラインの愚策に対抗しましょうってこと。
文章で説明するより画像で見たほうが早いので、まずは一番荷物がいっぱい入る乗せ方から
キャビントロリーは立てて入れる
満席のエコノミークラスでもこの方法は使えますのでスペースが足りてないなとおもったら率先してこの「立てる」置き方にしましょう。
次は少し余裕のある載せ方、座席数の少ないビジネスクラスであればこの載せ方で入りきる場合が多いと思います。
キャスターが奥の壁に当たる向きで置く
上記ふたつの方法ですとキャスター付きトロリーの車輪部分が隣のカバンに触れにくいので、人さまのカバンを自分のキャリーケースが汚してしまうトラブルも避けられます。
注意:この二番目の置き方、ついついトロリーの上にスペースがあるので何か上に重ねて置きたくなりますが絶対に重ね置いてはいけません。荷物を重ねてしまうと荷物棚の蓋をあけた際に上に載せた荷物が滑り出て落下し、最悪誰かの頭に直撃し怪我をさせてしまう危険があります。
そして一番推奨されない荷物が全く入らない置きかたがこれ、横向き置き。
キャスター付きトロリーを立てて入れたら四つ以上入るスペースに二個しか入りません。
そしてこの横置きはデメリットばかり。荷物は沢山入らないだけでなく、この置き方だと隣のバッグにトロリーケースの車輪部分がが触れてしまいます。隣客の荷物を当たったキャスターで汚してしまって無駄に揉めるなんてケースもあったりしますのでこの置き方はやめましょう。
キャスター付きトロリーの横向き置きは、ファーストクラスに乗って自分の席の荷物棚が自分の荷物のみで独占できる状態の時だけにしておくのが無難。
旅慣れよい子のお約束。
参考までに画像で紹介したキャスター付きトロリーのモデルはRIMOWA TOPAS32Lです。RIMOWAやTUMIで機内持ち込みが可能なサイズのトロリーはボーイングやエアバスの荷物棚に立てた状態でおさまるようになっていますので覚えておきましょう。(画像に写ってる荷物棚はボーイング787のものです)
こういったちょっとした小技を「みなさんが気持ちよく楽しく飛行機に乗れますように」の願いを込めて無料記事でも伝授したいと思ってます。
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