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イノシシの生きていた証③イノシシを初めて食べた甥っ子、姪っ子編

この記事はイノシシについて生々しい表現が含まれています。苦手な方は今回の記事はご遠慮ください。
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先日の「イノシシが生きていた証」のその後となります。


自分で捕獲から捌くところまで取り組ませていただいたイノシシの肉を精肉し、町田の実家に住む両親、沖縄に住む兄家族、神奈川に住む兄家族に送らせてもらいました。その時のお話をさせていただきます。

沖縄の兄家族は奥さんの実家にいきBBQをしたそうです。

「臭みがなくて、柔らかかった。」

「初めて食べたけど、美味しい」

「牛角みたい」

こんな感想が子どもや大人から出てきたそうです。

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沖縄の兄家族は次の日も猪鍋風に煮込んで食べたそうです。

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神奈川の兄家族はステーキとカレーにして食べたとのことでした。

「臭みがなくて、びっくりした」

「想像以上に美味しかった」

「元気が出た」

など嬉しい言葉を聴かせてくれました。

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イノシシのお肉は牛肉よりも低カロリーで豚肉よりも、鉄分やビタミンB12が豊富に含まれています。

イノシシのお肉を食べてどうだった?と甥っ子、姪っ子に質問してみたところ、

「感謝して焼くようにした」

『「大好きなお肉をくれてありがとう」とイノシシくんに言いたい』

と答えてくれました。正直言って感動しました。

自分がイノシシのお肉を兄家族に送った目的は、普段食べているお肉や食べ物は他の生物の命をいただいていることについて知ってもらう、気付いてもらう、考えてもらうことだったので、本当に嬉しかったです。

○止め刺しをして、命を止めたイノシシがお肉になって甥っ子姪っ子たちの命を支えてくれていること
○イノシシがきっかけで甥っ子、姪っ子が食べ物の先にある命について改めて考えるきっかけになったこと

これが本当に嬉しかったです。イノシシが生きていた証がここにも残ったなとしみじみ感じています。

特に小2の甥っ子が言ってくれた、
『「大好きなお肉をくれてありがとう」とイノシシくんに言いたい』この言葉にはグッときてしまいました。

それが心を込めた「頂きます」に繋がるんだよねと伝えました。

子どもの感性には驚かせられます。
子どもから教えてもらったり、気付くことが本当に多くて大人も子どもに学ばせてもらっているなと実感しています。

食べる前に全部の食材に対して個々に感謝を述べたり、思いを馳せたりするのはあまり現実的ではないと思います。時間が足りないのもありますし、何より美味しくいただいて欲しいので・・・。

甥っ子が「イノシシにありがとうと言いたい」と言ってくれた気持ちは本当に素敵だなと思うのですが、人が「いただく命」全てには直接感謝を伝えられない場合がほとんどです。

だからこそ、他の生物の命を頂いて自分の命を繋がせてもらってる事実を把握した上で心を込めて「頂きます」をすることが大切なのだと感じています。

イノシシがこんなに多くの気づきを与えてくれることは予想だにしていませんでした。
本当に心から感謝です。


読んでいただきありがとうございました。



サポートしていただけたら、実験用具を買うか、実験用の薬品を買うかまだ決めていませんが、生徒さんたちと授業のために使いたいと考えています。