見出し画像

22.検査を受けるときの三つのポイント

■発信した情報に反応があった
 「のぶさん! 連れてきました!!」
 急ぐ報告もあり、今日はランチにのぶさんのカフェへ行くことにした。そして、彼も連れて。
 彼とは、先日胃がんであることが判明した会社の同僚だ。いままで周囲に隠していたが、先日ののぶさんのアドバイスを受けて、私が「発信の大切さ」をSNSに書き込んだところ、昨夕、彼が私にそっと連絡してきた。
 「胃がんが判明して、これからいくつかの検査が予定されているんです。」
 そこで、早速のぶさんと引き合わせるためにこのカフェに連れてきた。彼は、このカフェの存在は知っていても、ここが医療に関する学びの場になっていることは知らなかったらしい。単にランチに誘われたと思っているようだ。ランチを注文するなり、私は意気込んでのぶさんに聞く。
 「検査を受けるときの心構えや準備ってありますか?」
 彼は、怪訝そうな顔で私とのぶさんを見比べる。そりゃそうだ。カフェでいきなり病気の話をし始めているのだから。
 のぶさんは、私と彼の二つのランチ注文を厨房のスタッフへ告げると、事務室へ入っていく。しばらくすると、メモ用紙を持ってきた。そこには三つの項目が箇条書きされていた。

ここから先は

1,368字 / 2画像
読売新聞ヨミドクターでは読みやすさが定評。その連載内容を含め、今日からできるアイデアが満載。もしかしたら、あなたの人生が、生き方が変わるかもしれません。

和モダンカフェ。マスターとの会話。マスターは患者の立場から今の医療をうまく活用しているノウハウを、コーヒーとともにあなたに教えてくれる。「…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?