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ワレ定年二突入セリ! 【#13 まるでRPG・個人事業主への道 開業届提出〜の巻】

2024年春、私は37〜8年勤めた会社で定年を迎えた。
55歳の時に会社は定年退職に向けた説明をしてくれた。
あれから5年、私が定年を迎えるにあたり、何を学び、どう考え、どんな決断をしたのか?
いま次々と直面している定年近辺の手続きや決断について、備忘録として記録していこうと思う。
このnoteが私と似た状況の後輩たちにとって、少しでも参考になるように願う。

 私が会社に提出していた副業・兼業申請もようやく承認され、副業先の会社との契約書の取り交わし準備に入った。
副業に関しては個人事業主として行うので、例のインボイスの関係で事業者の手続きが必要になり、事業を始める時の手続きが増え、経理処理も複雑になっていく。
私は副業でとある企業のコンサルを行うのだが、先方の会社も個人事業主の私に適格者番号が入った請求書の提出を望んでいることもあり、どうやって解決するか対応を考えた。
今後は会社の給与と個人事業主の収入を確定申告していく予定なので税理士に頼もうと思っていたが、知り合いに公認会計士がいたので相談したところ、私はその会計士の会社とコンサルの派遣業として業務委託計画を結ぶ、会計士の会社はコンサルする会社と業務委託契約を結ぶのはどうかという話になった。
 こうすることでコンサルする企業には会計士の会社から適格者番号が入った請求書が届き、私は会計士の会社に確定申告を任せ、会計士の会社は手数料を手に入れることができるという事だ。
ただ、そのためには会社と会計士、会計士と私という2通の契約書の取り交わしが必要になり、その細部を詰めて締結するのに思ったよりも時間がかかってしまった。

 契約締結に時間がかかった原因は、どちらの会社もコンサルタントとの業務委託契約の実績がなく、契約内容の条文を作成するのに時間がかかったためだった。
一般的には申し出た方が甲となり契約書を作成していくのだが、こうした座組みを提案したのが乙側の会計士の会社ということもあり、乙が書く可能性も生じたことで両者の間でお見合い状態の時間が過ぎていってしまった。
こうした場合、双方が機能しなくなると時間だけが過ぎてしまうので、解決するためには私が動くことが解決に近づくと考え、一般的な業務委託契約の契約書の文章をネットで探し、今回のケースに当てはめて作ったドラフトをベースに話を進めることにしてもらった。
 そうした動きもあり、なんとかひと月ほどで契約は締結となってスタートは切れたのだが、まだその時点では会計士と私の契約書の取り交わしは済んでいなかった。
 金銭的な問題はなかったのだが、コンサルをする会社に提出する報告書の作成や、請求書作成のための締めタイミングとフローなどを逆算して決める必要が出てきたからだ。
報告書はどんなフォーマットで、どのタイミングで出すのか? 中には何を盛り込む必要があるのか?、こちらの一存では決められない問題だったので、これもコンサルをす会社からの返事を待って進める必要があり、やり取りに時間がかかった。
それもなんとか終わり、会計士と契約書の取り交わしが終わったのはコンサルの契約締結から1ヶ月ほど立った頃だった。

 この一連の手続きのゴールは個人事業主としての事務的な面と金銭管理の体制を構築する事であり、この2通の契約書はそのスタートラインに立ったに過ぎないのである。
まだまだ先は長いのであった。
この先の手順はこうだ

  1. 各所と[契約書の締結] ←いまココ

  2. [契約書]をもとに開業届を作成、税務署に提出 

  3. [開業届控え]を添付して銀行口座を開設

  4. [銀行口座]が決まったらクレジットカードの申し込み

  5. [クレジットカード]ができたら、仕事用携帯の購入

  6. [携帯電話]が手に入ったら交通系アプリ「モバイルSuica」をインストール

  7. 「モバイルSuica」の「オートチャージ」機能を使えるようにSuicaカードの申し込み

この順番に進む事でようやく体制が整うことになる。
スマホのアプリなど、先にできることがありそうなのだが、いま私が使っているiPhone11(この時点での最新はiPhone15)はスペックの関係もあり最新のiOSのアップデート対象から外れており、各アプリの最新バージョンをインストールすることができないため、日々の生活にも徐々に悪影響が出始めてきているので、早急に解決したいと思った。
そこで、オンラインでできるものは全てPCとスマホで完了させることにした。
まずは開業届の作成と提出である。
届の作成には会社設立などのオンライン手続きを無料でやっているfreee開業のサービスを使ってやったのだが、私のスマホでもできると思っていたら大間違い。
私のプアなインフラではなかなか手続きが前に進まず、何日もかかってしまった。

次回はこの開業届の作成のお話をお伝えしようと思う。

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