南海キャンディーズ・山ちゃん「イライラ、モヤモヤ」の鎮め方が独特だった件

ご機嫌いかがですか?思考の整理家®の鈴木と申します。

普段、僕は著者としての活動や講演、研修、コンサルなど「思考の整理」をテーマにした仕事をしています。

今年読んだ本で、一番良かった本は何ですか?

これは本当によく聞かれる質問です。

なぜなら、僕は自身で読書会を主宰するほど本に対してはこだわりがあるからです。著者でもあるので書き手でもあり、読み手でもあるほど。

結論から言いましょう。

それは・・・↓

なに、これ・・・

文才ありすぎかよー!

山ちゃん、すごい!すごすぎ!

と、思わず絶叫するほどの自伝的エッセイ。いかに売れるまでの間、劣等感、嫉妬、不安など負の感情と向き合って来たかが克明に描かれた名著です。

しかも、ちょっぴりクスッと笑え、ほっこりと心も温まり、最後は勇気をもらえる内容で、必読と言える本でしょう。

さて、この本の中で、やっぱりな!と僕が共感した点があるのです。

それは、前述した負の感情は全てノートに書いて吐き出すことで鎮めていったということです。

本の中では、実際のノートも公開されていて、頭にきた偉そうなテレビ局のスタッフに対しての暴言の数々・・・。先に売れっ子になった芸人仲間に対する暴言の数々・・・。

暴言の内容そのものに僕は着目したのではなく、負の感情に包まれた時の突破法にノートを使ったことに着目し、共感しました。

僕自身も、書くことで頭を整え、心を鎮めることをしますし、実際に人にすすめることもあります。

本を出版するまでになったので、ある意味、本物でしょ?(笑)

 その中で、実際にこんなことを書いています。

人は目に見えないものに対しては必要以上に恐怖を覚え、時には悲観的になることが多いようです。特に問題やトラブルが発生した時など、その傾向が顕著です。

そこで、ノートに書き出し、落ち着いた気持ちで適切なアウトプットを心がけます。このことを「ブレインダンピング」と言います。ブレインダンピングは直訳すると「brain(脳)の中をdump(捨てる)」という意味です。
(拙著よりセルフ引用)

さらに・・・

ノートに書く行為自身が、脳内をスッキリさせる効果があります。近年、米国ではグーグルをはじめフェイスブックやマッキンゼーといった企業がマインドフルネス(今この瞬間に集中する技術)を研修に取り入れ、日本でも話題になってきました。

その中の一つに、ジャーナリング(書く瞑想)という考え方があります。頭の中にあることを紙に書き出すこと(ブレインダンピング)で集中力を高め、自分や物事を客観視し、そこから新たな気づきを得られます。

特に忙しいビジネスパーソンは、座禅を組む時間が取れない場合でも「書くだけ」でストレスを軽減し前向きな思考に切り替えることができるため有効な策と言えるでしょう。

あるお笑い芸人さんのお話です(山ちゃん)。「何者かになりたい」と漠然と夢を持っていたものの、人気が出ることなく低迷していた時期がありました。

一緒にお笑いスターを志していた同期は、どんどんテレビに出演し有名になっていくあり様。

「自分は芸人には向いてないのではないか?」「アイツを見返すためにはどうすればいいのか?」「うわー!嫉妬するー!」、このような負の感情があふれ出てくるため、その時の気持ちをノートに書き留めイライラの感情を静めていったそうです。

「ノートに思いを書き込んだら、それで悩むのは終了。すぐに、そいつをぶっ潰すためにはどういう努力が必要なのかを考える。そうやって勝利のための公式を作っていくと、ただのストレスを、自分が頑張るための燃料に変えることができる」と売れっ子になった今振り返られています。

ノートを使ったブレインダンピングは、書き出すことで頭を空っぽにし、脳内をスッキリさせる効果もあります。(拙著よりセルフ引用)

こうして、ノートに書き出す行為は、たとえ内容が暴言だったとしても、吐き出した以上はスッキリとして頭が空(無)になるものです。

この行為は”書く瞑想”と言いますが、本当に絶妙な表現ですよね。

しっかりと吐き出すからこそ、実際に人に暴言を吐くことも無くなります。

自分の中でため込むから、いつか爆発して人間関係を壊したり、自身がストレスでつぶれてしまうんですよね。だから、しっかりと吐き出すことが大事なのです。

そこに、キレイな字で書こうと思わなくていいですし、キレイな文章ができあがるまで躊躇する必要もありません

とにかく、吐き出す&書き出す、書き殴る!この姿勢です。

色々と書いている割には、雑な結論になってしまいましたが、少なくとも山ちゃんはこれを自ら実証してきたわけです。

末席ながら僕自身も加えて。。。

というわけで、思考の整理とは、スマートなテクニックをキレイに使いこなすことだけではなく、ノートを使い、多少乱暴でもどんどん「吐き出す&書き出す」姿勢を持つだけでもいいということです。

いかがでしたか?

陰口を言うのが良いのか、堂々と文句を言うのが良いのか、ノートに書き出すことでスッキリさせて気持ちを切り替えるのが良いのか。

自ずと答えは出てくるのではないでしょうか?

というわけで、本日は山ちゃんに学ぶノートを使った思考の整理力についての考察を書いてみました。

著者・思考の整理家® 鈴木 進介

P.S.

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