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15年前インドで金持ち旅行をした

30歳を越えた私は、
旅行する友人がいなかった。
(みんな、仕事や家庭で忙しい)

そんなわけで、
インドに住む友人に会いに行った15年前のお話。

卍易風水師、
時々はちみつ代理店、
双子男子の母、澄恵です。

小説『あなたの教室(仮)』や『三つ編み』
からインドを思い出す

先日、フランス人教師が
インドに学校を作る小説『あなたの教室(仮)』
を読む機会をいただき、
関連作品の小説『三つ編み』で
インドのカースト最下層の女性の物語
を読み、
インドのことを久々に思い出しました。

インドの友達に会いに行った15年前

15年前、インドに行きました。
インドのムンバイで働く友人の旦那様が
私に合わせて1週間の休暇を取ってくれ、
私、友人、友人の旦那様の3人で
ムンバイ、タージマハール、青の街ジョードプル
などを回りました。

インドといえば
「ガンジス川でお腹を壊して寝込む」
みたいなイメージがありますが、
私たちはお腹を壊したくないので
お金をかけて、
安全で、清潔で、きれいな旅をしてきました。

お金をせびる人が近づいてくる

信号待ちの我々の車を狙って、
ボロボロの服をまとった人が近づき、
お金がほしいと訴えてきました。

泣いた赤ちゃんを抱いているが
「あれは我が子ではなく、
 スラムで借りてきた赤ん坊かもしれない」
とのこと。
そのほうがお金をもらえるから。

「半分の腕は、わざと切断したのかもしれない」とのこと。
そのほうがお金をもらえるから。

廃止されたはずのカーストに沿って
働く人たち、働けない人たち

インドはカースト制度を廃止したと学んだが
実際には、すごく細分化された仕事を
各カーストが担っていました。

工事現場で、サリーを着て
片手でレンガを運ぶだけの女性がいる。
それがカーストだから。

子どもを学校から家庭に送迎する女性がいる。
それは、送迎だけするカースト
だそう。

教育を受けられる権利

日本国憲法の三大義務である「教育」。
教育を受けたいと思った子どもに、
大人は教育の機会を与える義務を持つ。
子どもは、教育を受ける権利がある。

日本では教育が当たり前のように受けられる。
むしろサボるし、ズルをする人さえいる。
でも、本当は、教育は当たり前ではない

私たちは、学びたいと思ったら
無償で学ばせてもらえる権利を持っている。
私たち日本人は、すごい権利を有していたのだ。

インドの子どもたちには、ない

でも、インドの子どもたちには、それがない。

とうの昔に廃止されたはずのカーストに縛られ、
ただ、一日中レンガを運ぶだけ
ただ、朝夕に子どもを送迎するだけ
ただ、一日中洗濯をするだけ、
という仕事をやるしかない。

それでも仕事があるなら、
ありがたいことなのだろう。
外国人にお金をせびるしか
生きていく方法を知らない子どもたちが
たくさんいる。

お金を恵んでもらうのではなく
働けたら、いいのに。
でも、それに必要な教育を受ける機会が
ないのだ。
(インドの法律でも義務教育はうたわれているが、
守られていない)

学校へ行くのは当たり前の日本。

学校へ行けないのが当たり前のインド。

日本人の教育を受ける権利は
途方もなく恵まれていたこと、
働くことや教育について、
考えさせられた旅でした。

15年前に訪れたインドは、
やはり、お金をかけた
安全で清潔な綺麗な旅だったのです。

カースト最下層の人々の実態が酷すぎることを
これらの小説で知りました。

その人が、その人らしく、
生きられる世界が来ますように。

私ができることを、日々、大切にしていこうと、
改めて思います。

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