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【日記】パン屋さんのパートと今日も続くよ看病は

3月2日。木曜日。

今日は午前中からお昼にかけてパン屋のパートがある日。

昨日から体調不良の長男は今日も学校をお休みすることに。私がパートに行っている間は、在宅勤務の夫が様子を見ていてくれることになった。夫が在宅勤務で本当にありがたい。長男は一度月曜日に小児科を受診したのだけど、その後咳が悪化してきている気がして、喘息持ちでもあるので少し心配。改めて再診したほうがいいだろうと、私がパートから帰ってきたあと、午後に小児科に連れていくことにした。

朝はいつも通り次男を小学校に送り出し、私は素早く洗濯物を干して家全体に掃除機をかけると、パートに向かう身支度をした。長男に「行ってくるね。お大事にね」と声をかけて出発する。今日のパートは午前10時から。自宅近くのバス停からバスに乗って店に向かう。今日はいい天気だ。そして、花粉で目がシバシバ、鼻がむずむずする。一昨日急遽花粉に襲われて鼻水大洪水が始まってから、毎日薬を飲むようになった。

パート先のお店に着いたら、裏口から入って待機室兼ロッカー室でお店に出る準備をする。制服のようなものはなく、みんなお揃いの生成りのエプロンをつけることになっている。普段は長めの前髪を垂らしたままなのだけど、パート中はしっかりピンで留めておくようにしている。準備を済ませてロッカー室から売り場に向かう。お店は9時開店なので、私より一足先にシフトに入っていたパートさんが既に売り場に立っていた。「おはようございます」と挨拶を交わして、私も売り場に入る。

このパートを始めたのがちょうど2月のはじまりのほうだったので、ちょうどこの日で1ヶ月くらいになる。とはいっても毎日シフトに入っていたわけではなく、最初は週2回のペースで働いてきたので、回数で言えば、まだ10回に満たないくらいだ。一通りのオペレーションは教わったけれど、すべてが完璧に身についたかというとまだまだそんなことはなく、わからないことやうまくできないこと、ついうっかりしてしまうこともいろいろある。疑問や困難が出てくるたびに、その都度先輩パートさんたちに優しく教えていただき、本当にありがたく感じると同時に、やっぱり申し訳なさもある。早く仕事を覚えて、テキパキと動けるようになりたい。

わからないことやうまくできなかったことがあるとその都度気持ちがへこんだり、周りへの申し訳なさを感じてしまうので、まだこの仕事を100%楽しめているかというと、そうとは言い切れないけれど、1ヶ月やってきて思うのは、私はこのパン屋さんでの接客販売の仕事自体はとても好きだということ。

以前のnoteでも書いたけれど、長年専業主婦をした後オンラインでの仕事を数年やってきた私は、久々にリアルに人と関わる仕事をしたくて、今回のパートを始めた。その中でもパン屋さんでの販売の仕事を選んだのは、学生時代に体験したパン屋さんと洋菓子屋さんでの販売の仕事が結構好きだったなぁと思い出したからだった。テキパキと動く単純作業が結構好きで(今はまだ覚えきれていないこともあるからちょっとストレスがあるけれど)、人と言葉を交わすのも楽しい。短時間のパートではあるけれど、外での仕事を始めてよかったなと思う。

午前中はあまりお客さんがお店に来なかったので、接客の合間に先輩に教わりながら何回か食パンをスライスした。食パンを専用の電動スライサーで5枚切りや6枚きりに切流のだ。パンを切る速度や力の加減を気をつけないと、均等な薄さに切れなかったり、パンが潰れてしまって売り物にならなくなってしまうので、このスライスはかなり注意が必要な作業だ。少し前から何回かスライスに挑戦させてもらっているのだけど、最初のうちはうまくいかず、何回か売り物にならないパンを発生させてしまった。この日は以前よりはだいぶマシになった気がする。先輩のスライスに比べたらまだまだだけど、一応店頭に出せるくらいに終えることができた。

お昼頃になるとお店は一気に混んできて、まったくお客さんが途切れない時間が続いた。レジで接客をしていると、だんだん喉が乾燥してきて、しまいには少し声がガラガラしてくる。合間に水分補給をしながらひたすらレジを打ち、午後2時に今日のシフトが終了した。

ロッカー室でエプロンを脱いで、そのまま自宅へと向かうバスに乗るべく、お店の近くのバス停を目指す。なんだかちょっと頭痛がするかも。四時間ぶっ続けでマスクをして接客をして、しかも今日は突然気温が温かくてお店の中も午後になるにつれてちょっと熱くなっていたので、それが合わさって酸欠気味になってしまったのかもしれない。

その後無事に家に着いたけれど、やはり頭痛は気のせいではなく、若干しんどい。帰ってくると、長男の咳は相変わらず頻繁で、結構苦しそうだった。今日はまだこのあと、長男を小児科に連れていかなければいけない仕事が残っている。このままダウンするわけにはいかないので、急いで頭痛薬を飲んだ。そのまま遅めのお昼ご飯を食べて体力回復しておこうと思ったのだけれど、なかなか頭痛がおさまらなくてちょっと気持ち悪くなる。小児科の午後の診療が始まるまでに少しだけ時間があったので、30分だけ横になることにした。

うまく寝れたらよかったのだけどうまく寝つけず、でも横になって目を瞑っているだけで、少しだけ痛みが引いた気もする。スマホで小児科の診察状況をときどきチェックしていたら、思っていたより順番の進みが早く、慌てて長男にも声をかけて家を出る準備をした。

小児科は自宅から徒歩10分ほど。頭痛薬が効いてきたのか、小児科に向かいながら、少しずつ体調も回復してきた気がした。小児科に到着すると、運良くすぐに順番がやってきて診察室に呼ばれる。月曜日の診察の通り、引き続き鼻風邪が停滞中ということで、恐れいたほど喘息症状は出ていなかった。念のため吸入をしてもらい、追加で薬を受けとって帰宅した。とにかく喘息が重症化するのが一番怖いし長引くので、ただの風邪ということでひとまず安心した。

パートでの立ち仕事、からの頭痛、からの通院で、夕方にはヘトヘト気味だった私。お腹は空いたけれど、正直夕飯を作る気力がない。ラクをしたい!ふと、近所の焼肉屋さんの焼肉弁当をテイクアウトすることを思いつく。とても美味しくて気に入っているのだけど、ちょっとお値段がお高めなので、日頃から利用しているというより、ちょっと特別感のあるお弁当だ。一度思い浮かんだら、久々に食べたくなった。

今日は頑張ったんだから、ちょっとくらいご褒美にいいよね!ちょうどオンライン会議を終えてリビングにやってきた夫にお弁当を提案すると「お、いいね!」と賛同してくれて嬉しい。オンラインで注文をして、あとでお店にとりにく行くことにした。

先に子どもたちの夕飯だけは作って出した(焼肉弁当は彼らの好みではないので、お弁当は私と夫だけ)。子どもたちがちょうど夕飯を食べ終えた頃にお弁当の引き取り時間になり、夫はちょうど急な仕事が入っていたので、私がお弁当を取りにいった。焼肉屋さんはなんと我が家から徒歩1分の距離にあり、その後頭痛も無事回復したし、何しろ美味しいお弁当のためだから、取りにいくのは苦ではなかった。

持ち帰ったお弁当をちょうど仕事を終えた夫と食べる。子どもたちはその間にお風呂に入ったり、本を読んだりしてマイペースに過ごしていた。夫も在宅勤務とはいえ仕事が忙しい一日だったらしく、夫婦揃ってお互いを労いながらお弁当を食した。

長男が寝る前に、もらったお薬をしっかり飲ませ、自宅での吸入もする。飲む薬に、舐める薬に、背中に貼る薬に、吸う薬。用意する私も、それを受けとる長男も大変だ。早く良くなりますように。やっぱり、ずっと咳が止まらないって、身体が休まらなくてしんどいよね。今日も長男の回復を祈りつつ、私も早く寝よう。

今日も一日お疲れ様でした。

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