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【お知らせ】新刊「海の向こうのあの街で」を発売します

5月に新たな自主製作本を発売します!

タイトル:「海の向こうのあの街で」
仕様:B6 / 124ページ

1993年の夏、
当時8歳だった私は母に連れられ、
カナダ・バンクーバーへ渡ったー

そしてはじまった
2年間の異国の地での暮らし

あの日々から30年の時を経て、
未だ鮮明に残る記憶を辿り、 
当時の生活を綴ったエッセイ集

以下は目次です

ここからはこの本を製作に至るまでのことなどをつらつらと…


自分で上記の紹介文を書いておきながら、なんだか小説のようにも聞こえる設定だなぁなんて思ってしまいますが、この本は「エッセイ本」であり、内容はすべて私が本当に体験した話です 。

私は8歳の頃から2年間、カナダのバンクーバーに暮らしていた経験があります(いわゆる「帰国子女」というやつ)。海外に暮らしていた経験があるというと、よく「親の転勤で?」と聞かれることが多いのですが、実は我が家の事情は少し変わっていて…

私がバンクーバーに住むことになったのは、
「母がカナダに語学留学をしたかったから」という理由でした。

当時30代後半だった母は、海外で語学の勉強をするために、8歳の私と5歳の妹を連れて一人海を渡ったのです!(その間父は普通に仕事があるので日本に待機!)

いくら語学を勉強したいからって、普通小さい子ども二人連れて海外に一人で飛び出していくか!?と我が母ながらいまだにその発想と行動力に娘の私もびっくりしてしまいます…!

そして、そういった母のキテレツな行動もすごいのですが、ある意味道連れになった私も、突然海外に連れていかれて、もちろん英語は喋れないのに突然現地の小学校に突っ込まれたり、今振り返るとかなりユニークな体験をいろいろとしました。

あの日々に体験した様々な出来事の中には、当時から30年経った今でも、私の中で未だ色褪せることなく鮮明に記憶に残る瞬間がたくさんあります。

私はその記憶のカケラたちを、ある意味少し持て余しながらこれまで生きてきました。

この記憶のカケラたちを忘れたくはない…
でもどうしたら…

そんな思いを長年抱いてきたところ、昨年、個人で本を製作するという術を手に入れ、そのときから、「あのバンクーバーでの思い出も一冊の本に収めよう」と決めました。

私をバンクーバーに連れていき、様々な体験や影響を私に与えた母は今から十年ほど前に病気でこの世を去っています。

現在あの日々のことを覚えているのは、もう私(と妹)しかいないし、いずれは私と妹もこの世を去る。

そうしたら、あの日々はなかったことも同然になってしまう。

それがなんだか惜しくて、だからその前に、あの日々が確かに存在したのだということを、私は本という形にして残したい、そんな思いでこの本を製作しました。

この本は、一人の日本人の少女が異国の地で体験した少し変わった海外生活体験記でもあり、一方で、舞台が海外という特殊性はありながら、実はどこにでもいるような普通の少女にとって幼少期に印象的だったちょっとした出来事の記録であったりもします。

「この本に書かれていることのすべてが、実際の出来事から三十年の時を経て、"遠い日の記憶を思い出しながら" 書かれたものである」という点を踏まえて読んでいただくのも、また面白い味わいになるのではないかと思います。

本の詳細に関しては、またちょくちょく別投稿でもご紹介していこうと思います!

⭐️オンラインショップでの販売開始しました


こちらの記事で本文の一部を公開しています


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こちらの新刊の初売りは
5月19日(日)開催の「文学フリマ東京38 」です!


文学フリマのイベント詳細はこちら


📍私のブースは第一展示場の
「Q-36 涼元風花」です


ぜひ会場で本を手にとっていただけたら嬉しいです!

当日はこれまでの既刊本3点も販売します。

エッセイ本
「フレンチトーストに包まれながら」
日記本
「アラフォー主婦のギリギリ推し活日記」
「こぼれ落ちてしまう前に」


会場で素敵な出会いがありますように✨


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前回の文フリに出店したときのハナシ


🫧既刊本オンラインショップ🫧

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