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「寄付」や「社会貢献」といったものが 新しい「価値基準」になればいい。

日本の「寄付文化」が根付かない理由について…

理由はいくつかあると思いますが
一番の原因は

「どこに使われたかよくわからず、達成感を得られない。」

「寄付の使い道が不明確で、有効に使ってもらえているのか。」

という声が最も多いそうです。

つまり
寄付金の使い道が明確になっていないことが
普及の妨げになっているのは間違いなさそうです。

これは、国や受け手側の問題でもあり
明確な意志を持って寄付をする人が、手応えを感じるようにしなければ
寄付を妨げる大きな要因になってしまうということです。

寄付集めを支援するNPO法人「日本ファンドレイジング協会」の
担当者は

「寄付がどのように使われたのかを寄付者に伝える仕組みがあれば、
寄付した達成感につながる」
と指摘しています。


そりゃあそうです。


自分が出したお金が何に使われているのか
わからないのは誰でも腑に落ちません。

それが改善されるようになれば
日本にも「寄付」という文化がもう少し根付いてくるのだと思います。

達成感で言えば評価基準のアプローチも必要かと思います。
寄付者の多くは自身の寄付行為を認めて欲しいとは思っていないと思いますが「支援を必要としている所」があるという事は知って欲しいと思っていると思います。


「支援を必要としている所」を広める活動は
社会における「社会貢献」の立ち位置です。

近年クラウドファウンディングなどの活性化によって「社会貢献活動」は我々の社会でより身近なものになってきています。


特に企業においては、これからの社会で生き残る条件として
「社会貢献」活動が必須条件になってくると思います。

企業は今後どれだけ「社会貢献」ができているかが
良い企業を見分ける判断基準となってくるのではとさえ思います。
ブラック企業という言葉が定着したように
「ホワイト企業」「クリーン企業」みたいな社会貢献活動に積極的な企業のブランド価値が高まる言葉が生まれるかも知れません。

近い将来には、新卒の会社案内には企業の「寄付額」「社会貢献」欄が記載されるようになり、それを見て入社動機とする時代が来るかもしれません。

会社を選ぶ判断基準以外にも
そこで働く人達は、
自分の会社がどれだけ社会に貢献しているかということに
誇りと喜びを持ちながら仕事に打ち込むことができ
それが、働く人達のステータスにもなり、
社会、企業、個人の幸せにも繋がっていくという社会循環が起きる可能性もないとは言えません。

「社会貢献」
良い人材の集まる基準や指針となれば
企業は率先して「社会貢献活動」を行うと思います。

そうして「寄付」や「社会貢献」といったものが
新しい「価値」として認知されれば価値観の地殻変動が起きるのではないでしょうか。

既存の価値観じゃダセーよ。
「資本主義の価値観ってダサいよね」ってなれば、
否応なしに新しい「価値」に移行していくものです。

マスコミは他人の年収よりも他人の寄付額が気になる
TV番組の豪邸訪問より寄付で立てた建物の方が気になる
男の結婚の条件は月収より月の寄付額がステータスに…。

…というように
メディアが変わればあっという間に変わると思いますよ。

「国」「人」
自然に習慣的に人に喜ばれる行動ができれば
すべてが良い方向に向かっていくと思います。

必要な人に支援が届かず、子どもの7人に1人が貧困状態におかれている今、自分には何ができるだろうか… 注目の1冊!

これは本当にいい本です。全人類必読。


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