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面白くない本を無理に読まなくてもいい理由。

読書をしていて
全部読まなきゃいけないって思ったときないですか?

折角買った本だし最後まで読まないともったいない。

面白くないけど、なんとなく最後まで読まないといけない使命感に苛まれた事、誰でも一度くらいはあると思います。

でもそんなの関係ねぇ~です。

むしろこの行為は非常~にもったいない。

そんなもんゴリ無視してください!


多くの人が買った本を最後まで読まないともったいないと思いがちですが
面白くないなら即止めましょう。
面白くないうえに読む時間すらロスするという二重で損します。

そもそも選んだ本がすべてタメになるとか身になると思うことが大間違い。
ダメなもんはダメ。
クソはクソでしかなく
クソは吐き出して水に流してしまいましょう。

読んだ内容を覚えておく必要もありません。


なぜなら
「読んだ量」「得られた質」は比例ではないからです。

たくさん本を読んでいる人は
たくさんの知識をたくさんの読書量によって得ているわけではありません。

むしろ
沢山の情報を捨てている事の方が比率は大きいです。

できるだけ沢山の本を読むというのは
できるだけ沢山の本を捨てていることと同じ。


例えば100冊読んだとして
100冊すべて自分の身になることなんてほとんどありません。
自分にとって身になった、気づきを与えてくれた本なんてその中でほんの数冊が普通です…。
個人的なイメージでは100冊の本を読んで当たりは5冊くらいかなと思います。

100冊読んだから100点じゃあありません。
それは足し算の考え方。

100冊読んで良質な本が5冊しかなくても
それが足し算じゃなく掛け算で積み上がっていくイメージ。

その5冊が掛け合わさって相乗効果となり
その化学反応がその人の知見やオリジナリティになっていきます。

ややこしいかも知れませんが
最初は1の知見だったとして、2冊良質な本と出会ったら
1×2で2になる。

ここから2になった知見に対して3冊目が足されるんじゃなく掛け合わさって
2×3=6になる感じ。


1(知見)×2冊 =2
2(知見)×3冊 =6
6(知見)×4冊 =24
24(知見)×5冊 =120

100冊読んで5冊しか良質な本と出会えなくても
結果は120の知見になるイメージです。

読書は「複利」効果が効いてくるので読めば読むほど知見が身につきます。
その知見に対し読書量が掛け合わさるので、一定量を超えたあたりから飛躍的に読書の質が上がります。
20世紀最大の物理学者とも言われるアインシュタインは「複利」こそ
「人類最大の発明」「宇宙で最も偉大な力」と発言しています。

それほど「複利」というのはパワフルで破壊力があります。

だから読書を足し算だと思っている人は非常に勿体ないのです。


もし他の人と同じ本を読んで同じ情報しか得られないとしたら
読者全員が同じ人間になってしまいますよね。

人と違う個性や誰にもマネできないオリジナリティは
無限にある本との出会いによる組み合わせ
によって構築されます。

これまでの経験に対し足し算ではなく掛け算で伸びていくので読めば読むほど加速度的に視野が広がっていくし運さえ良ければものの数冊の出会いで覚醒しちゃうことだってあります。

だから本とは沢山の出会いをする方がいいし
そのためにはたくさんのクソ本を切り捨てなきゃいけないのです。

面白くないと感じた本は遠慮なく断ち切りましょう。

今回の記事を読んでくださった方ならこちらの本もおすすめです。

世界には、最初から最後まで生涯で5冊も本を読まない人が大勢います。
アメリカの大手出版社によれば、「購入された書籍全体の95%が読了されていない」のです。でも、途中まで読もうとしただけでもまだマシです。
「購入された書籍全体の70%は、一度も開かれることがない」のですから。どうしたら1冊読み切れるようになるのか この本の出発点は、そこにあります。

1冊読み切る読書術 齋藤 孝 (著)


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