缶コーヒーを奢る100円と寄付する100円

「お金を得たければお金を使えばいい」

「お金は使うほど戻ってくる」

…というような言葉を耳にしたことがある人も多いと思います。

そんな事聞いても
正直…意味がわかんないし
そんなワケないと思う人が大半だと思います。

だって「不景気」ですもん。

政治家のみなさんは景気が上向いて来たなんて言っておりますが
一般庶民には全くそんな感覚ありません。

「景気」ってって書くように
人間の気持ちそのものですから
みんながお金を使うようになれば気持ちも上がり
経済も上がり景気も上がるのですが

不景気はその逆…

不景気というのはお金が回らないことを意味し
人々の気持ちが下を向いている状態を指します。

現代がこのような状態だからこそ
お金が回ってくるという感覚が掴みづらいのだと思います。
いくら「お金は天下の廻りもの」なんて聞いても
「んなわけねー」ってなっちゃうんですよね。

日本の経済は、約30年間ずーっと低迷していただけに
この感覚、この習慣から抜け出すのは難しいと思います。


使えば返ってくる。
いたってシンプル経済の仕組み的に言えば単純な構造ですが
これがなかなかに難しい。

…誰もが自分の大切なお金をそう簡単に手放すのは難しいです。

ですがやっぱりスタートは与えることから始まるのです。

お給料をもらうのも
自分の時間を与えているから得られているのと同じように
お金も与えている人から戻ってきます。


お金は循環させてこそ意味が生まれるので
お金がないからできない…ではなく、できることから与えるようにすると
ぐるぐると廻ってくるようになりますよ。


そして得られるものは
お金だけではありません。
人脈かもしれない
精神的ゆとりかもしれない
経験かもしれない
お金以外のことも利子がついていっぱい戻ってきます。
これは間違いなく戻ってきます。

ですからこの構図が解っている人は
「お金を得たければお金を使えばいい」
「お金は使うほど戻ってくる」

という言葉を使うのです。

逆に奪う事ばかり考えていたり
必至に貯めこんでばかりいる人のところには
利子がついてどんどんお金が取られ貧しくなります。

不思議ですよね。

でも本当のことなんです。


「景気」って決して経済のような大きなものだけでなく個人のお金廻りについても使う人にはちゃんと戻ってくるようになっているのです。
…でもムダ使いはダメです。
お金を使うというのは必要なものに使うってことですから。


じゃあ必要なものってなんでしょう。

その最たるものが「寄付」です。


金額の大小は関係ありません。
いくら資産があろうがしない人はしませんから。
自分の身の丈にあった額でいいのです。
その行為を体験してみることに意味があります。
まずはお金を必要としているところに使ってみてください。
そしてそれを少しづつでも継続していきましょう。

寄付は金額ではなく継続が大事です。
ボクも寄付する際には継続できる金額を続けるようにしています。

これはお金の使い方を学ぶことにとっても勉強になります。

お金の流れを感じたり
社会のつながりを感じたり
精神的なゆとりを感じたり
とにかく額面以上の「感じ」をたくさん得られることに気づかされます。

時間つぶしで喫茶店入って一杯のコーヒー飲んだとか
友達に缶コーヒー奢ってあげたとか
その程度のことなら日常的にあると思います。

「缶コーヒーを奢る100円と寄付する100円」

同じお金を使うのであれば「寄付」は
これまで以上の「感覚」を経験できます。

もし同じ100円なのに寄付をする100円に抵抗を感じるのであれば
それは寄付にまだ価値が見出せないからでしょう。

継続することでその溝が埋まってきますし、そのような方が一人でも増えれば日本の景気も明るい方向に向かう気がします。


ありがとうございます!お気持ちは寄付させていただきます。