社会の壁にぶち当たった3歳の息子の話
人一倍こだわりが強くて、自分の納得したことでないと行動できない性格の息子。頑固なところはきっと私譲り。
そんな性格なこともあって、息子は今社会の壁にぶち当たっています。
園のルールと自分の中にあるこだわりややりたくない気持ちとで葛藤しているのです。
先生からはこれが園のルールでみんなもしているから明日からしてほしいと毎日お約束をさせられて帰ってきていました。
でも、息子自身が納得していないので、お約束を毎回守ることができません。
正直子どもとする一方的なお約束は、お約束という名の強制だとも捉えられます。
すると、守れない約束がどんどん溜まっていってしまいました。
毎日毎日お約束をさせられて、昨日の帰り際元気をなくした息子はとうとう感情を爆発させてしまいました。
「保育園も先生も嫌い。」
そして、自分は保育園で頑張れてないと言ってぽろぽろと涙を流したのです。
自分は頑張れていないと自信を失くさせて追い詰めてしまうほど園のルールは大事なのか。
園のルールを守らないとやらないといけないことも、みんなはやっていることも、そして自分ができていないこともちゃんと理解しています。
確かに色々な理由でそのルールができたことは分かっています。
しかし私が今親として息子にしてあげられること。
それは、園のルールを守らせるように促すことではありませんでした。
まずは、嫌だと教えてくれたことに感謝すること。
そして、息子の気持ちを受け止め、理解してあげること。
たくさん感じて苦しくなっている心を抱きしめてあげること。
先生たちはやればできると口を揃えて言います。
確かにそのルール通りに行動することは全く難しいことではない。
そんな小さなこだわり大人から見ればちっぽけかもしれない。
みんなができているのだから、できないはずがない。
特別扱いは許されない社会の壁。
長い人生の中のたった3年生きている小さな人にとって必要なことは今すぐ何かをできるようにさせることではないはず。
親として望むことはきちんとルールが守れる子ではなく、楽しく保育園生活を送ってくれることなんです。
全く理解のない保育園ではないと私自身も信じているので、子どもの今の気持ちを先生に伝えて、時間をもらえないかお話をしました。
彼の成長を長い目で見守ってくれる人に恵まれますようにと願うばかりです。
そして、私は息子の一番の味方でいることを強く誓ったのでした。
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