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夫婦喧嘩から「家族とは?」について改めて考えた話

赤ちゃんが産まれて、夫婦喧嘩が増えたことや家族について改めて考えたことを書いてみます。

今の私の家族の段階は、第二子が産まれたばかりという新たなライフステージに移行する時期。

子どもの発達段階と同じように、家族にも発達段階があります。

家族発達論は、安定→新たなライフステージ→不安定→解決→安定を繰り返しながら、夫婦の関係性を築いたり、お互いに成長していくといいます。

新たなライフステージは、変化に適応するために不安定になりやすいのです。

もともとは、血の繋がっていない他人なので、生まれ育った環境や価値観の違いから、苛立ったり、戸惑ったりすることは自然なことのようにも思います。

そして、乳幼児を育てる期間というのは、特に子どもの手が1番かかる時期なので、家族にコミットする時間が長く、親の負担も大きいので、余裕がないことも多い。

1番衝突しやすい時期なんだと思うのです。(主な原因は睡眠不足)

対立することが多い時期に、解決に至らず5年未満で離婚する家庭も多いのだとか。

(解決できない原因は、なんでも良し悪しで判断するからだと思っている。たいていの場合、良し悪しの判断は、自分の主観になるから両者譲れず、分かり合えない。)

確かに性格が合わないと離れる選択をすれば、楽にはなれますよね。

果たして、楽な人生が幸せなのか。

相手がそうだと言えばそれまでなのですが、私はそうは思ってはいません。

人が成長する時というのは、少なからずストレスがかかるものなのでしょう。

相手が成長しなくてもいいと言えばこれもまた、それまでなのですが。

こんなふうに思えるようになったのも過去の自分では考えられないこと。

私は元々結婚願望が一切なく、今の夫と付き合う前は、お付き合いが半年以上続いたことはありませんでした。

正直、いざこざも面倒くさかった。

結婚生活に憧れも一切ありませんでした。

他人同士が一緒に暮らして衝突が起きないはずがないし、ストレスでしかないでしょと思っていたのです。

ある意味理想と現実のギャップはないのかもしれません。

でも、これも、相手が結婚生活こんなはずじゃなかった…と言われればそれまでなわけで。

家族形成って本当に難しいけれど、奥深いとも思います。

それは、私の両親を見ていたから感じること。

あんなに衝突が多かった(というか家庭を顧みない父に母が一方的に怒っていた)両親が、今では休日はいつも一緒に出掛けているのですから。

一時期は、離婚届に全部記入して、あとは父がサインするだけという状況でした。(父は、頑なにサインをしなかった。)

子どもの私から見ても、父はひどかったと思いますが、どんなことを言われても母と離れたくないという決意だけは固かったようです。

家族だからこそ甘えたり、未熟な自分を見せられたり、気を遣わずにいられる一面がある一方で、それが原因で家族が破綻してしまう原因になり得ることもあると感じます。

やはり新婚〜乳幼児を育てる時期の間にどれだけコミュニケーションを取って、お互いが思いやり、感謝して信頼を積み上げていけるかが肝心なのだと改めて思うのです。

段階を乗り越えながら、信頼を積み上げていくと些細なすれ違いは格段に減り、もっとフラットな関係にもなれる気がします。

お互いの家族とは、こういうものでしょという家族観もそれぞれに違いがあり、ましてや発達段階がある。

これを理解できると少し違った角度で「家族とは」を考えられるかもしれませんね。

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