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「欲張らない」を貫いた人はつよい。

わたしは最近、自分自身のことをつくづく「欲張りだな」と感じています。

子育てして仕事して家事して、おまけに副業して、note書いて、ライティングスクールものキャンで学んで……。

自分でやることを増やしているのに、時間が足りないと感じる始末です。

そんな欲張りなわたしですが、忙しない日常を過ごす中で得た収穫が「時間に対する考え方」でした。

時間について、考えれば考えるほど、人生に向き合えているように感じ、「時間がない」と口にすることが減ったように思います。

今日のnoteでは、ワーママの時間がない問題について科学的な視点で考えたことを書いてみたいと思います。

マルチタスクは、時間感覚を歪める

なぜ、子育て中のママたちが揃って「時間がない」と言うのか。いや、時間がないからじゃんって感じなんですが。

最大の原因は、マルチタスクを余儀なくされるからなんじゃないかと思う記事を見つけました。

マルチタスクは、「時間がない」と思い込む錯覚を引き起こすといいます。

ここ数年の社会心理学の研究により、時間の感覚までおかしくなることがわかってきました。社会学者のジョン・ロビンソン博士は、「ある作業から別の作業へ何度も注意を切り替えると、その度に時間に対するプレッシャーは増える」と言っています。 少し専門的にいうと、マルチタスクをすると、あなたの脳にストレスがかかり、脳の偏桃体という感情をコントロールするエリアが活性化します。その結果、あなたの脳はまるで時間が細切れになったかのように思い込み、常に時間に追われているように感じてしまうわけです。

TECH STOCK MAGAZINE

確かに、一度タスクを全部洗い出してみると、やらなければいけないことを一人でしようと思うと時間的な余裕はあることに気づきます。

しかし、子どもがいることで状況は一変。嫌でも作業は中断され、マルチタスクになってしまうんですよね。

イライラしてしまう原因も、脳の観点で見るととても納得がいきます。

自分の時間が持てないことで失われる自分

自分軸という言葉がよく耳にするようになったと感じます。

それだけSNSなどが普及し、人のライフスタイルが見えて、人と比べてしまう機会が増えているということなのでしょう。

でも、果たして、本当にそれだけでしょうか。

マルセル・プルーストの『失われた時を求めて』の中で、こんな言葉があります。

われわれが毎日自由に使える時間は、融通無碍である。自分が情熱に燃えているときは膨らみ、他人から情熱を寄せられているときは縮まり、あとは習慣が満たしている。

吉川一義訳

子育て中は、物理的に人のために使う時間が増えます。

それは、自分が子どもを産み、育てる選択をしたとしてもです。

もし、子どもにかける時間もわたしの時間になってしまえば、それはそれで、子どもと自分の境界線がなくなり、問題だと感じます。

子どもも親も自立するためには、親は少しの時間でもいいから、母でも妻でもなく、"わたし"の時間を持つ必要があるのではないかと思うのです。

わたしの体感にはなるのだけれど、自分のやりたいことをする時間を持っている人は、「時間がない」とあまり口にしないのではないと感じています。(過去のわたしと比べても)

わたしが目指すのは「結果を欲張らないこと」

わたしは人生において何をするにも楽しみたいという欲張りな性格はやめられそうにありません。

子育ても仕事もやるからには全力で楽しみたい。

そんな欲張りなわたしは、結果を欲張らないことを目指すことにしました。

最善を尽くすのみ!

時間がないと感じるのは、不安や焦りからの思い込み、錯覚なのです。

ただ、ひたすらに楽しむことに集中する。

最速で一点突破はできなくても、コツコツと楽しむことに集中していこうと思うのです。

マルチタスクをやめることは当分できそうにない環境のママさんたちへ。

「欲張らないこと」をなにか1つ決めてみませんか?

時間感覚が変わる一歩になるかもしれません。

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