書くことで見える「寄り」の世界と「引き」の世界
どんなことにも使える便利な言葉ってありますよね。
私がよく使っている便利な言葉は、「素敵」と「モヤモヤ」。
プラスの意味の便利な言葉が「素敵」。
マイナスの意味の便利な言葉が「モヤモヤ」。
便利な言葉の欠点は、便利だからこそたくさん使ってしまうのですが、そのままで終わらせると結局何も分からないということ。
何で素敵だと思ったのか?
何でモヤモヤしたのか?
一度立ち止まって、ノートとペンを出して書いてみる。
「○○が素敵だった」
書いてみると、なぜ?どうして?と心情や理由を探し始めていることに気づきます。
それを1つ1つ言葉にしていくことで、自分の心が動く瞬間や自分の好きの輪郭がどんどん見えてくるのです。
これは、「寄り」の世界。
興味関心が変化するのはよくあること。
素敵だと思ったものをどんどん集めていくと、過去に好きだったもの、今好きなもの、未来に好きになるものは違うかもしれません。
今の自分が好きなもの、心惹かれるものに向き合うきっかけにもなるのです。
これが、「引き」の世界。
何かに違和感を感じたり、心に引っかかりがある時も同じです。
「○○にモヤモヤした」
と書くことで立ち止まって、なぜ?どうして?と「寄り」の世界へと導いてくれます。
モヤモヤの輪郭が見えてくると、自分の思い込みや劣等感、過去の記憶などが影響していることに気づいたり、今の自分に何ができる?と問いかけて、一歩踏み出すきっかけにもなります。
過去のモヤモヤを見返せば、もう今はそのモヤモヤを手放せているかもしれないし、今は今で全然違うことにモヤモヤを感じているかもしれません。
引きの世界から、結局悩みは解決しても尽きないことや、向き合って解決してきたことに意味があることを俯瞰して見られたりもするはず。
どちらにしても大切にしたいのは、「素敵」とか「モヤモヤ」のままで終わらせないこと。
便利な言葉を使いたくなった時ほど、「寄り」の世界と「引き」の世界を見られるように、ノートとペンを取り出したい、そんなふうに思ったのでした。
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